「ポケモンGO」6日間で道交法違反406件

2016/7/29 1:16
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 スマートフォン(スマホ)向けゲーム「ポケモンGO」をしながら運転したとして、各地の警察が道路交通法違反で取り締まった件数が配信開始後の6日間(22~27日)で406件に上ったことが28日、警察庁のまとめで分かった。事故は人身11件、物損25件の計36件。死亡・重傷に至ったケースはなかった。

 同庁によると、道交法違反による取り締まりの事例は山梨、沖縄を除く45都道府県であった。ほとんどが自動車で自転車は7件。全体の8割以上がスマホの画面を注視しながら運転し、信号無視などで摘発されていた。東京が最も多い35件(うち自転車2件)で、埼玉30件(同0件)、神奈川28件(同)、静岡25件(同)、愛知23件(同2件)と続いた。

 警視庁によると、都内では20~30代の違反が目立ち、事故は物損3件でいずれも自転車だった。練馬区では22日、10代の男子大学生がゲーム中に50代の主婦と自転車同士でぶつかる事故が起きた。

 公園などでプレーする人による騒音や駐車を巡る苦情などの110番は都内だけで211件。深夜徘徊(はいかい)で少年が補導された事案は25件だった。プレー中に痴漢やすりの被害に遭った例もあった。

 警察庁は25日、同日午前11時半までの全国の事故件数を計36件(人身4件、物損32件)としていたが、計上ミスがあり計8件(人身1件、物損7件)に訂正した。

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