拍手とともに復活 姿消して8カ月ぶり
さいたま市南区の別所沼公園から昨秋になくなった「浦和うなこちゃん」の石像(高さ約30センチ、重さ約18キロ)と同型の像を、市が30日の「土用の丑(うし)の日」に合わせて同公園に設置した。午前に除幕式があり、約8カ月ぶりの「うなこちゃん」に、市民から拍手が上がった。
うなこちゃんは、アンパンマンの作者・故やなせたかしさんが浦和の名物・ウナギをイメージして考案。地元ウナギ料理店でつくる「浦和のうなぎを育てる会」が2009年に市へ石像を寄贈し、市が同公園に設置した。
石像が昨年11月に姿を消して以降、警察が窃盗容疑で捜査。同会は「公園内の別所沼に沈んでいる可能性も否定できない」として今年5月にダイバーによる捜索を実施したが、見つからなかった。【鈴木拓也】