ネットの「口コミ」で優勢なのはこの人
激戦の都知事選。自民党の情報戦略立案に携わった経験をもち、『情報参謀』の著者である小口日出彦氏が、国政選挙でも用いた「ネット上の口コミ動向を数値化する」というまったく新しい手法で、都知事選の最新情勢を分析する――。ウェブ上の口コミ量、評判、評価は、一体どれだけ現実とリンクするのだろうか。
いよいよ明日、都知事選投票日である。都知事選最終版のテレビ報道やネット口コミの動向はどうなっているか? 都知事選分析第一回、第二回で見てきたネット口コミの累積量のトレンドは「小池氏リード」「鳥越氏追う」「増田氏地道に伸ばす」と、報道などで伝えられている優劣観測をそのまま反映した形になっている。(ネットチャート①)
(なお、今回の分析では精密さを増すため、株式会社ルグランの泉浩人社長にネットデータの分析で協力していただいた)
しかしながら、テレビやネットのトレンドを総合的に分析すると、選挙戦最終週に入って都知事選への関心が急速に冷めていることも浮き彫りになってきた。公示から1週間ほどは、報道量トップ、ネットの口コミもどんどん増えた都知事選だったが、その後の1週間は、報道量も口コミ量も減少した。
そうした中で、主要3候補についてネット口コミの内容から評判分析をした結果も輻輳(ふくそう)している。選挙戦第2週末(23-24日)の世論調査結果もばらつきが大きい。
こうなると情報露出による空中戦よりも、街頭演説の説得力や声かけ・握手の回数、あるいは組織力を利した票の取りまとめ――といった地上戦が主力になる。小池候補が先行優位で確保した人気か、鳥越候補の直前立候補表明による注目力がスキャンダルも乗り越えるか、増田候補が組織力で底上げしていく地道さか――。本日を含め、都知事選は土壇場の3日が勝負を決める。
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