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【ゴルフ】

宮里美香4アンダー

2016年7月30日 紙面から

第1ラウンド、3アンダーで11位の宮里美香=ウォバーンGCで(共同)

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◇全英リコー女子OP<第2日>

 ▽29日、英国ミルトンキーンズ、ウォバーンGC(6744ヤード、パー72)▽雨▽賞金総額300万ドル▽144選手

 【ミルトンキーンズ(英国)テッド・ムース】初日69で3アンダー、日本勢最高の11位につけた宮里美香(26)=NTTぷらら=は2バーディー、1ボギーの71と1つ伸ばし、通算4アンダーにした。鈴木愛(22)=Salesforce=は73で1つ落とし、通算1オーバー。予選通過ラインはイーブンパー前後と見られており、宮里藍(31)=サントリー=は通算4オーバー、柏原明日架(20)=富士通=は通算8オーバーで、いずれも決勝ラウンド進出が厳しくなった。

 リオデジャネイロ五輪代表で初日46位の野村敏京(はるきょう、23)、西山ゆかり(34)=アマダホールディングス、横峯さくら(30)=エプソン、上田桃子(30)=かんぽ生命=も第2ラウンドを開始した。

 初日ボギーなしの3バーディーで11位につけ、「本当によく踏ん張ったと思う」と自賛した宮里美。第2ラウンドもその言葉通りの内容となった。

 1番で6メートルを入れてバーディー先行。「スライスしてフックする難しいラインをしっかり読めた」という。だが、その後はバーディーパットがことごとく外れて10ホール続けてパーの行進。ほとんどのホールでショットが5〜6メートルにしか寄らなかった。2番で2メートル、9番は3メートルを逃したのも痛かった。

 通常なら気持ちが切れそうになるところ。雨が降ったりやんだりの天候も、集中力をそぎかねない。だが「こんなにショットが寄っていないのにパーを取れているのは久しぶり」と、いい方向に考え、2日続きで耐え抜いた。

 全米女子オープンは予選落ち。リオデジャネイロ五輪出場も逃し、大粒の涙をこぼした。「変な重圧との闘いだった。五輪の代表に選ばれるために、いろいろなものを背負いすぎた」と振り返る。だが、今は気持ちを切り替えた。「五輪のプレッシャーから開放されて楽になった。それは大きい」とまで言い、当初からの目標だった初のメジャー制覇に燃える。

 「コースは全英じゃないみたいだけど、天候は全英。我慢しながら、チャンスを待って攻めたい。楽しくなってきた」。その目はしっかりと、上位進出をにらんでいる。

 

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