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【ゴルフ】

片山晋呉が1回戦負け

2016年7月30日 紙面から

ティーショットを放ち、苦い表情を浮かべる片山=北海道・恵庭CCで

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◇ネスレ招待日本マッチプレー選手権レクサス杯<第1日>

 ▽ツアー外競技▽29日、北海道恵庭市、恵庭カントリー倶楽部(6876ヤード、パー72)▽雨、気温20・6度、南3・0メートル▽賞金総額1億4860万円、優勝1億円▽32選手

 リオ五輪ゴルフ日本代表の片山晋呉(43)=イーグルポイントGC=が1回戦で、深堀圭一郎(47)=フォーラムエンジニアリング=に3ダウンで敗れた。ショットが絶不調で勝負にならず、「何が何だか分からない」と嘆き節。五輪前最後の実戦で復調の兆しを見つけられぬまま、リオへ向かうことになってしまった。

 片山は序盤から大量リードを許し、ほぼ見せ場もなく散った。まさかの1回戦敗退。悔しいのはそこではない。ショットが制御不能に陥り、改善点さえ分からぬ現状が苦しく、情けなかった。

 「ショットが思うようにいかない。また(不調の)トンネルに入ったね。よく分からない。探す時間がまったくない」

 2週間前に優勝した北陸オープンで好調の兆しをつかんだはずが、「違ったみたい。(好調の兆しを)確認したかったけど…」。その表情は暗く、沈んでいた。

 ツアー通算29勝、生涯獲得賞金20億円を誇る実力者。不調なりにスコアをまとめる腕はあっても、「それじゃ、通用しない。それも分かっている。だから(ヒントを)必死こいて探してるけど、見つからない」と、珍しくこぼした。本大会まであと13日。片山のメダルロードに暗雲が立ち込めた。 (松岡祐司)

 

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