夏の冷たいものの摂りすぎに注意!
夏は冬より基礎代謝率が約10%も低下してしまう
基礎代謝とは、運動をしていなくても細胞を維持するためだけに消費されるカロリーのことです。一日の消費カロリーのうち、実に70%がこの「基礎代謝」です。
冬は気温が低いので、体温を保つために人体はいっしょうけんめいカロリーを燃やして熱を作ります。だから、冬のほうが夏より基礎代謝が高くなります。
夏は外の気温が高く、体温を維持するための熱を産出する必要がないため、基礎代謝が冬より低下します。
冷たいものを飲みすぎると基礎代謝が低下する
冷たいものは飲みすぎると、内臓の温度が下がり、基礎代謝が低下します。
内臓の温度が1度下がれば、基礎代謝のパフォーマンスは12%落ちると言われています。
基礎代謝の低下は肥満の原因になる
冷たい飲み物を飲みすぎて、内臓の温度が下がり、基礎代謝も衰えると太りやすくなります。、たとえ運動して基礎代謝が上がったとしても、冷たい飲み物を飲んでしまえば基礎代謝は低下してしまい、太りやすい状態になってしまいます。
冷たい飲み物を飲み続けていれば基礎代謝が低下し、どんどん太りやすい状態になってしまいます。夏太りを防ぐためには、代謝を落とさない工夫が必要なのです。
夏太りを防ぐために暖かいものを飲もう!
温かい飲み物を飲む利点
1、基礎代謝がアップする
温かい飲み物を飲むことで胃の温度を上げることができます。ちなみに、内臓の温度が1℃上がると、基礎代謝が13%前後アップすると言われています。
2、お肌の健康状態が良くなる
胃の血流が改善されると、水分と栄養をすばやく細胞まで運んでくれるので、健康な細胞が生まれやすくなります。
健康な細胞が増えると、
・保水力が高まる
水分をしっかりと含んだ細胞が生まれやすくなり、水分を角質層に止まりやすくします
・角質層の厚みを作りやすくする
水分と栄養分たっぷりな細胞を生みやすくなるため、健康な角質層も作られやすくなります
さらに、胃の血流が良くなると、老廃物や二酸化炭素を排泄させやすくなるので、お肌の透明感も改善されます。
健康のために、温かい飲みものを飲もう!
冷たいものの飲みすぎは胃の働きを低下させる
夏は、暑さのために消化器のはたらきが弱まってしまい、食事をしても栄養を吸収しにくくなってしまいます。食欲が落ちるだけで無く、食べたものも吸収しなくなってしまうのです。食べ物の吸収力が低下すれば、体の中の栄養素の量も減少してしまいます。栄養素の量が減少すれば、さらに疲れやすい体になり、消化の悪い体になり、栄養不足が進んでしまい、さらに疲れやすい体になってしまいます。そんな悪循環に陥っているところに冷たいものを飲めば、胃の血流が悪くなり、消化力・吸収力も悪くなり、さらに不健康な状態になってしまいます。
そんな不健康な状態にならないために、夏の暑さで疲れを感じたときには冷たいものではなく、温かい飲み物を飲んでください。温かいものを飲めば、胃の血流を良くできて、胃の働きも良くできます。
どのような「温かい飲み物」が良いのか?
・白湯
40℃前後で、口に含むと心地よい温かさを感じる温度でOKです。
・紅茶
コーヒーはホットでも身体を冷やすといわれていますので、紅茶がお勧めです。
・生姜湯
熱を加えられると生姜に含まれるジンゲロールがショウガオールという成分に変わります。ショウガオールには血流を高めて、体を芯から温めてくれる効果があるので、生姜湯は体を芯から温めてくれるそうです
・常温のお水
面倒臭がりな人は常温のお水を飲みましょう
以上のように、できるだけ暑い時期でも温かい飲み物を摂取することで、夏の暑さのせいで衰弱した胃の状態を改善することができます。暑い夏、温かい飲み物を飲んで、健康を害することなく、夏太りすることなく乗り切りましょう。