片山晋呉、リオ五輪へ好調持続

　リオデジャネイロ五輪ゴルフ日本代表の片山晋呉（４３）＝イーグルポイントＧＣ＝は２８日、ネスレ招待日本マッチプレー選手権レクサス杯（２９日開幕、北海道・恵庭ＣＣ）のプロアマ戦で最終調整した。リオ五輪前最後の試合とあって、「（優勝した１５、１６日の）北陸オープンでうまくいったので、そのままいってくれればいい」と好調を持続したまま、リオに乗り込みたい腹づもりだ。

　２８日になって、ようやくリオへの航空券の手配が完了。念願だった５日の開会式にも参加することが可能となった。「うれしいね。ここまで来たら、（五輪を）楽しむしかない」と意欲満々。通常のツアーと同様、クラブなどの勝負道具に加え、美容グッズも持参する。

　また、長時間のフライトによる疲労軽減を図ろうと、リオまでファーストクラスで渡航する。このため、日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）と日本ゴルフ協会（ＪＧＡ）五輪対策本部の負担・補助以上に渡航費がかさむ。片山は「足りない。経費を稼ぐために頑張らないと」と、国内最高額となる優勝賞金１億円の獲得に燃えていた。　（松岡祐司）