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【ゴルフ】

永井花奈がトップ合格へ1打差

2016年7月29日 紙面から

10番、ティーショットを放つ永井花奈=山口・周南CCで(神代雅夫撮影)

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◇LPGA最終プロテスト<第3日>

 ▽28日、山口県周南市・周南CC(6599ヤード、パー72)▽曇り時々晴れ、30・9度、南2・3メートル▽110選手

 2014年日本女子オープンで3位に入るなどすでにレギュラーツアーで活躍している永井花奈(19)=東京・日出高出=が、18ホールすべてパーの72で回り、通算6アンダー。首位のチェン・スーハン(台湾)に1打差の2位で最終日に突入する。逆転トップ通過を実現すれば、次週のmeijiカップ以降今季レギュラーツアー14試合の出場権が手に入る。29日の最終成績で上位20位タイまでが合格となる。

 スコアカード提出所から出てきた永井は、苦笑いを浮かべてグニャッと上半身をくねらせた。「疲れました〜、もう。ぜ〜んぶパーです。けっこうバーディーチャンスはあったんですけど。3発ぐらいはラインに乗ったと思ったのに入らなかったので、そんな日かなと」。1パットパーが上がり3ホールを含めて6回。最終18番ではガッツポーズも見せただけに、ピンチをしのいでも来たようだ。

 14年日本女子オープンで3位に入り、日本人アマとしての大会史上最高位記録を46年ぶりに更新してローアマのタイトルを獲得した。昨年は米ツアー出場予選会に挑戦、同下部ツアー出場権を得て今年1月、高校卒業を前にプロ宣言。すでに国内ツアーにもプロとして参戦済み。トップ合格へ期待は高まる。

 「でも、まずは合格です。明日の目標はアンダーパーで回ること。それができれば…」。今年初めに書いた目標は『一勝。合格。でも焦らずに!』。永井はそれも忘れてはいないはず。トップ合格1人だけに与えられるツアー後半戦出場権が、その2文字を実現させる“金のパスポート”になることも。 (月橋文美)

 

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