アクティブビューの視認可能率は高いほうがいい
視認可能率って?
Google AdSenseではアクティブビューを重要視しています。ただ広告を貼るのではなく「それがきちんと目に止まり、広告として見ているか」どうか。それをGoogleは数値として把握していて、こういう条件でカウントしています。
広告の配置
最初に、広告のインプレッションが視認可能としてカウントされるための条件について確認します。
ユーザーは、ページ内で、ブラウザ ウィンドウで広告ピクセルの 50% が視認可能な領域に移動する必要があります。
ユーザーが画面を停止またはゆっくりスクロールして、広告が 1 秒間続けて表示される必要があります。素早くスクロールして広告を通り過ぎた場合はカウントされません。
広告は、ユーザーが移動してきた時点で表示されている必要があります。
この基準でカウントされた視認数をトータルの閲覧数(インプレッション数)で割ったのが視認可能率です。これはもちろん高ければ高いほどいい。だってちゃんと広告を見られているという指標ですから。
つまり「ササッと通り過ぎたら広告として認めませんよ」として数字をデータ化し、それを分析することで「広告をみてもらうため」視認性を高めていきましょうと言ってるんですよね。
で、視認性を高める方法もちゃんとGoogleAdSenseで提示してくれています。
かいつまんで説明することも出来ますけど、読んだことがない人は読もうね。
記事中の視認可能率が低い問題
さて、そのための方法をいろいろ考えるんですが、一つ解決できないものがありまして。それが「記事中の視認可能率が低い問題」。
もうこのおじいちゃんは収益を得るよりこういうのをいじってるほうがよっぽど楽しいという(ありがとうございます)。盆栽いじりのようにAdSenseをいじるおじいちゃん。最近ではタグ神という名前が定着し始めたとかしてないとか。
視認性のデータにより、サイト運営者はディスプレイ広告枠の長期的価値を増大させることができます。最近の広告主は閲覧できるインプレッションの購入を求める傾向にあり、視認可能な広告枠を持つサイト運営者は、この傾向を利用してより多くの収益を得ることができます。 視認性とアクティブ ビュー - AdSense ヘルプより引用
小難しい言い回しになってますが、要は「この数値高い方が高い広告出るかも」って事なんでしょう。
「記事中広告は単価が下がる」という伝説の真実 - とまじぃさんち
アクティブビューの視認可能率が高いと「あ、よく読まれてるし収益あがるよ」となり、視認可能率が低いと「読まれてないし収益あがんないよ」ということなんですよね。
で、ウチの記事中広告がどうなのかを7月を例に取ってグラフ化してみたのがこちら。
これまでの数値を見ていても10%~15%というのが多い。そして20日くらいからぐっと下がっているのはちょっとバブルでアクセスが殺到した結果。これは仕方ない。
そして29日にとんでもなく数値が跳ね上がっているのがわかると思うんですが・・・これ、40%近い。これまでの3倍くらい良くなってる!
さて、そんなマグネットコーティングばりに(ガンダムは操縦系統において以前の3倍の反応速度を得た)視認可能率をアップさせたのはコードの書き換え。
コードを入れるだけで記事中広告の視認率がアップ!
そもそも、この記事中広告というのは自動的に真ん中に表示してもらってたんです。自分では貼ってないですよ(笑)AdSenseの広告を貼り始めた時にはなんにも知らなかったので一つ一つ手貼りしてましたけど、外すときに本当に苦労しました(笑)
で、その記事中広告を自動で貼るための方法が「記事上下に一旦貼られたものを真ん中あたりに移動させて表示する」というものだったため、「見られてない場所に貼られてる」ため視認率が低くカウントされてたんですよね。
それを今回とまじぃさんの研究したあれこれを読んで元々この仕組を作っていただいていたU太郎 (id:uxlayman)さんが改善版を作ってくださったんです。(この場を借りて厚く御礼申し上げます)
具体的な方法についてはこちらを必ずチェック。こういうカスタマイズ系の記事を書いた時にコードをコピペして紹介する人などもいますがこれは厳禁!!訂正が加えられたりするケースもありますし、コードは作者さんが考えぬいて作られた大事なもの。紹介するときは必ず作者さんのページを紹介して見に行ってもらってください。
今入れていたコードを新しいコードに差し替えただけでこの変わりっぷり。そして「記事中に広告を入れてみたいけどやり方がわからない」という方も是非これをオススメ。ただし、あくまでもカスタマイズは自己責任ですよ。
最後に
ブログを書くのは得意だけど、こういう難しいのは本当に苦手な私。CSSだHTMLだコードだスクリプトだという人はきっと魔法使いなんだと思ってるくらい。営業職の私は「営業とは顧客の夢を叶える魔法使い」とは思ってるけど、こういう技術を持っている人って「ブロガーの夢を叶える魔法使い」だったりするのかなって(いやそれ本業じゃないから)
いつもカスタマイズ系でいろいろご紹介して下さっている皆様本当に有難うございます。使わせて頂くだけでは申し訳ないのでご紹介の形でお礼とさせていただきます!