29日午後5時10分ごろ、栃木県芳賀町芳賀台の駐車場で、止めてあった軽乗用車内で男児(2)がぐったりしているのを近くの会社に勤める30代の父親が見つけ、119番した。県警真岡署などによると、男児は心肺停止状態で、死亡が確認された。目立った外傷はなく熱中症の可能性もあるとみて調べている。
同署などによると、宇都宮市から通っていた父親が同日朝、保育園に送るため、後部座席のチャイルドシートに男児を座らせたが、降ろすのを忘れたまま出勤。男児は午前9時ごろから約8時間、置き去りになったとみられ、父親は午後5時過ぎに妻からの電話で気づいた。この日、隣接する同県真岡市は午後3時ごろ、32.7度を記録していた。【田中友梨、萩原桂菜】