島根 大学生死亡の落石 樹木の成長などが原因か
ことし5月、島根県邑南町の県道で斜面から落ちてきた岩が走行中の車にぶつかり、乗っていた女子大学生が死亡した事故で、検証を進めている委員会は、落石の原因について、周辺の木の幹や根が成長したことで、斜面のくぼみにあった岩が不安定な状態になっていたうえ、強風で木の根が動き、岩が押し出されたと考えられると結論づけました。
ことし5月、島根県邑南町で、県道脇の斜面から落ちてきた直径1メートルほどの岩が走行中の軽乗用車にぶつかり、乗っていた18歳の女子大学生が死亡しました。
外部の専門家などで作る第三者委員会は、事故を検証する3回目の会合を29日に開き、落石の原因について、現場周辺の木の幹や根が成長したことで、斜面のくぼみにあった岩が不安定な状態になっていたことに加え、当時の強風で木の根が動き、岩が押し出されたと考えられると結論づけました。
そして、事故現場ではほかにも17個の岩が不安定な状態にあるとして、現場の周辺50メートルの範囲に、通常使用されているものより強度が高い防護網を採用すべきだという見解を示しました。
第三者委員会の常田賢一委員長は「落石に関し、樹木の成長がマイナスに働くことを軽視してはいけないという新たな知見が得られた」と話していて、来月中旬までに最終会合を開き、効果的な点検の方法など、島根県全域での再発防止策などを盛り込んだ提言をまとめる方針です。
外部の専門家などで作る第三者委員会は、事故を検証する3回目の会合を29日に開き、落石の原因について、現場周辺の木の幹や根が成長したことで、斜面のくぼみにあった岩が不安定な状態になっていたことに加え、当時の強風で木の根が動き、岩が押し出されたと考えられると結論づけました。
そして、事故現場ではほかにも17個の岩が不安定な状態にあるとして、現場の周辺50メートルの範囲に、通常使用されているものより強度が高い防護網を採用すべきだという見解を示しました。
第三者委員会の常田賢一委員長は「落石に関し、樹木の成長がマイナスに働くことを軽視してはいけないという新たな知見が得られた」と話していて、来月中旬までに最終会合を開き、効果的な点検の方法など、島根県全域での再発防止策などを盛り込んだ提言をまとめる方針です。