国ぐるみのドーピングが認定されたロシアのリオデジャネイロ五輪からの全面除外を国際オリンピック委員会(IOC)が見送った問題で、シンクロナイズドスイミングの井村雅代監督は29日、成田空港で「国として制裁を受けるべきだった。そうすればドーピングはなくなると思う。IOCが責任を取らせなかったことは残念だ」と不満を口にした。
シンクロナイズドスイミングのロシアは、チーム、デュエットとも五輪4連覇と力が抜きんでている。世界の3番手を争う日本にとって格上の存在だが「ロシアが来ようが関係ない。(選手たちに)最高の力を出させることしか考えていない」と述べた。