東京地検は29日、覚せい剤取締法違反(使用)の罪で、元俳優で会社経営の高知東生(本名大崎丈二)容疑者(51)=所持罪で起訴=と、知人のクラブホステス五十川敦子容疑者(33)=同=を追起訴した。五十川被告については別の所持罪でも追起訴した。高知被告は29日、保釈された。
東京地裁が同日、保釈を許可した。保釈保証金は500万円で、高知被告は納付した。
黒いスーツ姿で勾留されていた警視庁東京湾岸署を出た高知被告は、報道陣に「このたびはたくさんの皆さまにご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。記者から妻で女優の高島礼子への言葉を求められると、目に涙を浮かべながら「早く会いたいです」とだけ話した。
起訴状では、2人は6月24日ごろ、横浜市内で覚醒剤を吸引し、五十川被告は同日、同市の自宅で覚醒剤約1・9グラムを所持していたとしている。
厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部が6月24日、同市のラブホテルの一室で覚醒剤や大麻を所持していたとして2人を現行犯逮捕。尿から覚醒剤の成分が検出されていた。2人の初公判は8月31日に開かれる予定。