沖縄のダイビング事故 半数が50代以上 去年までの5年間
全国からダイビング客が訪れる沖縄県で、去年までの5年間にダイビング中に事故に遭った人の半数が50代以上であることが、海上保安本部のまとめで分かりました。海上保安本部は「体力の衰えを自覚せず、事故につながるケースがある」として注意を呼びかけています。
それによりますと、沖縄県で去年までの5年間にダイビング中に事故に遭った人は73人で、このうち15人が死亡したり行方不明になったりしています。
第11管区海上保安本部が73人について調べたところ、50代が22人と最も多く、事故に遭った人の半数以上に当たる39人が、50代と60代以上であることが分かりました。
若いころにダイビングのライセンスを取り、何年もたってから再び始めようとして、事故に遭うケースが出てきているということで、39人のうち9割以上に当たる36人が本土からのダイバーでした。
事故の形態としては、空気を吸う器具が口から外れてパニックになり、水を大量に飲むなどして溺れたり、潮に流されたりしたケースが報告されているということです。
第11管区海上保安本部の萩原隆行交通安全対策課長は「体力の衰えを自覚していなかったり、ダイビングのライセンスを取ってから時間がたって、知識を忘れたまま潜ってしまうことが、中高年の事故の背景にある。体調管理の徹底と無理のないダイビング計画で、事故を防いでほしい」と話しています。
第11管区海上保安本部が73人について調べたところ、50代が22人と最も多く、事故に遭った人の半数以上に当たる39人が、50代と60代以上であることが分かりました。
若いころにダイビングのライセンスを取り、何年もたってから再び始めようとして、事故に遭うケースが出てきているということで、39人のうち9割以上に当たる36人が本土からのダイバーでした。
事故の形態としては、空気を吸う器具が口から外れてパニックになり、水を大量に飲むなどして溺れたり、潮に流されたりしたケースが報告されているということです。
第11管区海上保安本部の萩原隆行交通安全対策課長は「体力の衰えを自覚していなかったり、ダイビングのライセンスを取ってから時間がたって、知識を忘れたまま潜ってしまうことが、中高年の事故の背景にある。体調管理の徹底と無理のないダイビング計画で、事故を防いでほしい」と話しています。