2歳児が車内で死亡 熱中症か
29日午後、栃木県芳賀町の駐車場に止められた車の中で、2歳の男の子がぐったりしているのが見つかり、死亡が確認されました。警察に対して父親は「子どもを保育園に預ける予定だったが、車に乗せていたことを忘れてしまっていた」と話しているということで、警察は熱中症の疑いがあるとみて調べています。
29日午後5時すぎ、栃木県芳賀町にある会社の駐車場に止められていた軽乗用車の後部座席で2歳の男の子がぐったりしているのを、車の持ち主で30代の父親が見つけ、消防に通報しました。消防と警察が駆けつけましたが、男の子はその場で死亡が確認され、警察によりますと、熱中症の疑いがあるということです。
警察によりますと父親は、29日朝、駐車場にこの車を止めたあと、職場で働いていたということです。男の子は29日に父親が宇都宮市内の保育園に連れて行き、預ける予定でしたが、夕方に母親が迎えに行ったところ、男の子がいなかったことから、父親に連絡したということです。父親は警察に対して「子どもを預ける予定だったが、車に乗せていたことを忘れてしまっていた」と話しているということです。
芳賀町の隣の宇都宮市では、29日の日中の最高気温は31度4分に達していました。警察が詳しい状況を調べています。
警察によりますと父親は、29日朝、駐車場にこの車を止めたあと、職場で働いていたということです。男の子は29日に父親が宇都宮市内の保育園に連れて行き、預ける予定でしたが、夕方に母親が迎えに行ったところ、男の子がいなかったことから、父親に連絡したということです。父親は警察に対して「子どもを預ける予定だったが、車に乗せていたことを忘れてしまっていた」と話しているということです。
芳賀町の隣の宇都宮市では、29日の日中の最高気温は31度4分に達していました。警察が詳しい状況を調べています。
夏の車内は高温に 注意呼びかけ
JAF=日本自動車連盟のホームページによりますと、JAFが平成24年8月に最高気温が35度の晴れの日に行った実験では、窓を閉め切った車内の温度が最高で50度を超えました。また、同じ条件で、窓を3センチ開けていても、温度は40度を超えたということです。
JAFでは、乳幼児は体温の調節機能が発達していないため、短時間で体温が上昇し、死に至ることがあるとして、子どもを車内に残したままにしないよう注意を呼びかけています。
JAFでは、乳幼児は体温の調節機能が発達していないため、短時間で体温が上昇し、死に至ることがあるとして、子どもを車内に残したままにしないよう注意を呼びかけています。