アフガニスタン市民死傷者 半年で5000人超える

アフガニスタン市民死傷者 半年で5000人超える
アフガニスタンでことし1月から先月までの半年間に、戦闘やテロに巻き込まれて死傷した民間人は、去年の同じ時期よりも増えて5000人を超え、市民の犠牲が続いています。
国連は25日、アフガニスタンの首都カブールで記者会見を開き、ことし1月から先月までの半年間に、戦闘やテロに巻き込まれて死傷した人が5100人余りに上ったと発表しました。

このうち、死亡した人は1601人で、去年の同じ時期に比べて14人減りましたが、けがをした人は198人増えて3565人となり、市民の犠牲が続いています。国連の報告では、被害のうち60%は反政府武装勢力タリバンなど反体制派によるものですが、政府軍や治安部隊の軍事作戦に巻き込まれたケースも23%に上ります。

アフガニスタンではここ1年ほどタリバンが攻勢を強め、各地で政府軍との戦闘が続いているほか、過激派組織IS=イスラミックステートの地域組織による被害も出ています。国連アフガニスタン支援団のトップ、山本忠通氏は会見で、「すべての戦闘従事者は国際法を守り、紛争の影響が民間人に及ばないようすべきだ」と述べ、民間人の犠牲を避けるよう訴えました。