中国外相 個別会談でASEAN切り崩し図ったか

中国外相 個別会談でASEAN切り崩し図ったか
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ASEAN=東南アジア諸国連合の一連の外相会議に25日から中国も参加するのを前に、王毅外相が議長国のラオスなど6か国の外相らと個別の会談を相次いで行い、南シナ海問題で中国への圧力を弱めるため、ASEAN各国の切り崩しを図ったものとみられます。
ASEANの一連の外相会議は24日から議長国のラオスで始まり、25日からは中国もアメリカや日本などと共に議論に参加します。
これを前に、24日午後現地入りした中国の王毅外相は、ASEANに加盟する10か国のうち、ラオス、カンボジア、タイなど6か国の外相らと個別の会談を、日付をまたいだ25日未明まで相次いで行いました。これらの会談では、それぞれの2国間関係のほか、南シナ海問題も話し合ったとみられます。
タイとの会談後に記者団の質問に答えた王外相は「南シナ海に関する中国とタイの立場は同じだ。争いは当事国どうしの話し合いで解決すべきだ」と述べ、「南シナ海問題は中国とASEAN全体の問題ではない」という立場を改めて強調しました。
王外相は、南シナ海で中国と領有権争いがあるフィリピンやベトナムなどとはまだ会談を行っておらず、南シナ海問題で中国への圧力を弱めるため、ASEAN各国の切り崩しを図ったものとみられます。