「君たちは、今人生最初にして最大のチャンスを目の前にしている」
と某ネットワークビジネスの親玉にいわれたことがある。
これは結構流行りの言葉らしく「今世紀最後のビジネスチャンス」というパターンも有るらしい。
「えっ?まだあと80年以上あるけどそんなこと言っちゃっていいの?おまえ外したら指詰めろよな」と思ったものだ。
そうはいっても、本当にそうなのか?は気になるのが人間の性というもの。
そこで、著者は、3社ほどネットワークビジネスの実態を調査するべく、
CFG
読書会
勉強会
セミナー
などに参加し、繰り返し潜り取材を実施した。
そこでみた現実について記したい。
一言で言えば、多くの消耗する人々たちがそこにはいた。
ネットワークビジネスをやっている人とやっていない人ともに以下の実態を冷静に見つめていただきたい。
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1.月に5万〜6万の製品購入で消耗
取材のなかでまず驚いたのが、参加者の金銭感覚の緩さであった。
「製品の勉強のため」
「タイトル保持ノルマが」
「この商品はすごいから」
こういった理由から必要以上の
サプリメント
化粧品
日用消費財
などを小売店の3倍近い価格で買い込む人々があまりに多くいた。
具体的には、5万〜6万を散財していた。
*私は貧乏人なので、1万5000円買うのがやっと
おそらく周囲もそうだから違和感が軽減されていたのだろう。
不要なものまで買っているところを見ると完全にギャンブラーの「つっこみ」と同じ次元である。
それでビジネスが上手く行っているのなら良いのだが、そうではなかった。
2〜3年やっても一人もダウンが出来ない人も多く、消耗しているばかりの人が多かった。
2.セミナーで平日夜、土日、有給休暇をほとんど消耗
ここに「ほとんど」とかくと「それは大げさじゃない?」というかもしれないが、大げさではない。
基本的にわたしの取材したネットワークビジネスにおいては、平日の夜7時から10時までのものが週二回と土日は、朝10時から夕方17時(or夜20時)(費用は一回2000円から4000円)ということが当たり前に起こっていた。
*こういったセミナーは「ラリー」と呼ばれる。
加えて、3ヶ月に一回国内遠征や海外遠征というものもあり、一週間会社を休んでセミナーを受けに行く(費用は10万程度)のだ。
いうまでもなく、これらは半強制である。
*遠征は流石に私の身銭では厳しく同行することは出来なかった。
これはイケダハヤト氏の「まだ東京で消耗してるの」どころではない消耗戦である。
しかもだ。セミナーは内容がループなのだ。
私は、一回一日缶詰のものにいったのだが、朝の部と昼の部と夜の部ともに全く同じことを話していたのだ。
最初のうちは「なにこれ。笑いの取り方が古すぎる」と笑いながら流していた私もさすがにあまりの繰り返しに夜にはぐったりしていた。
朝の部「このビジネスはやるかorやるかしかない!」
私「良い笑いの取り方。ははは!」
昼の部「このビジネスはやるかorやるかしかない!」
私「おっ。こするねえ。おもろいおもろい」
夜の部「このビジネスはやるかorやるかしかない!」
私「・・・・・・・・・」
一言で言えば、ほんとにほんとに中身が無い。
これは宗教と言われても致し方無い。
あれに自分から数千円払って毎週通うというのはマゾに他ならない。
マルキ・ド・サドも驚きである。
*「君たちは一回いってもわからないから何回も同じことをやります」
というのが向こうの論理らしいのだが、実態はいうことがないだけなのは言うまでもない。
3.人間関係も消耗
そして消耗し、もう倒れそうになっている。
だけど、彼ら・彼女らは、残りの金銭と余暇時間すべてを「血反吐が出るまでのテレアポ」と「肝硬変になるまでの交流会参加」に突っ込むのである。
「今度勉強会こない?」
「このビジネスマジで凄いよ」
「一緒に成功しよう!」
ということを続けるのだ。
ただ、かえって来るレスポンスは以下のものばかりで、さらにネットワーカーを消耗させる。
「俺はお前を殺すために生きている」
「死ねねずみ講」
「俺がかめはめ波練習してる理由知ってる?お前殺すためだよ」
ネットワークビジネスをやってる人々に言いたい。
まだネットワークビジネスで消耗してるの?
4.終わりに
金銭、時間、人間関係
すべてをすり減らし続けるネットワークビジネスの人々の姿を今日はお届けした。
「東京で消耗している」のとレベルがもはや違うレベルの消耗戦ということがわかっただろうか?
彼らは、すでに東京で消耗しているのにネットワークビジネスでも消耗していたのである。
彼ら・彼女らが来たら追い払うのではなく、祈りを捧げてあげてほしい。
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