2016年7月29日09時58分
総務省が29日発表した6月の家計調査(速報)によると、2人以上の世帯が使ったお金は26万1452円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月より2・2%減った。減少は4カ月連続。
消費支出の減少は、うるう年の影響を調整すると事実上10カ月連続で、下げ幅は前月の1・1%から拡大した。総務省は「消費を控え、低い状況が続いている」としている。
内訳をみると、リフォームなど住居への支出や自動車購入費などの落ち込みが大きかった。海外でのテロ事件などの影響で、外国パック旅行費も減少した。
6月の全国の消費者物価指数(2010年=100)は、価格変動の大きい生鮮食品を除く指数が103・0と、前年同月比で0・5%下落した。下落は4カ月連続で、下げ幅は13年3月以来の大きさだった。
内訳をみると、原油安の影響で電気代が前年同月より9・5%、ガソリンが13・9%それぞれ下落。エネルギー全体で11・8%のマイナスとなった。
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