突然退任のアローラ氏に退職金68億円 ソフトバンク

突然退任のアローラ氏に退職金68億円 ソフトバンク
大手通信会社、ソフトバンクグループは先月、退任した前の副社長のニケシュ・アローラ氏への退職金を68億円余り支払うと明らかにしました。
ソフトバンクグループによりますと先月、退任した前の副社長のニケシュ・アローラ氏に対する退職金として68億2800万円をことし4月から6月までの決算で計上しました。退職金の支払いは会社とアローラ氏との契約であらかじめ決まっていたということです。

ソフトバンクグループはこれまでアローラ氏に対し、おととし入社した際の契約時のボーナスや報酬などおよそ245億円を支払っていて、今回の退職金を合わせると、アローラ氏は合わせて314億円を受け取ることになります。また、ソフトバンクグループは退職金とは別にアローラ氏が保有していたグループの関連会社の株式を107億円で買い取ったことも明らかにしました。

アローラ氏は、アメリカのIT大手のグーグルで上級副社長を務めたあと、去年6月からソフトバンクグループの副社長に就き、孫正義社長が有力な後継者候補だとしていましたが、先月、突然退任しました。