隅田川花火大会 仏テロ受けて警戒強化へ
東京・下町の夏の風物詩「隅田川花火大会」が、30日開かれます。ことしは、今月、フランスで花火の見物客が集まる場所で多数の死傷者が出たテロ事件が起きたこともあって、例年以上にテロへの警戒が強まっています。
隅田川花火大会は、江戸時代から続く全国でも最大規模の花火大会として知られ、東京・下町の夜空に打ち上げられる2万発の花火を見物しようと、毎年、大勢の人たちが訪れます。ことしは、今月14日にフランスのニースで花火を見物するために大勢が集まっていた遊歩道に大型トラックが突っ込み、80人以上が死亡するテロ事件が起きたことから、例年以上にテロへの警戒が強まっています。
地元の墨田区や台東区などで作る花火大会の実行委員会では、民間の警備員や地元住民など、合わせて6400人の態勢で、見物客の誘導や雑踏警備に臨むことにしています。30日の開催を前に、区役所の職員や警察官合わせておよそ50人が、隅田川沿いで立ち入り禁止に指定されている区域を見て回って、柵の状態や危険な場所がないかなどを確認していました。また、当日は、不審者や不審物を発見したら、すぐに通報するように会場のアナウンスで注意を呼びかけることにしています。
隅田川花火大会実行委員会の河井卓治事務長は「世界的にテロが相次いでいますが、平和のイベントである花火大会をテロで台なしにされることは絶対に避けたいので、万全の態勢で臨みたいです」と話していました。
地元の墨田区や台東区などで作る花火大会の実行委員会では、民間の警備員や地元住民など、合わせて6400人の態勢で、見物客の誘導や雑踏警備に臨むことにしています。30日の開催を前に、区役所の職員や警察官合わせておよそ50人が、隅田川沿いで立ち入り禁止に指定されている区域を見て回って、柵の状態や危険な場所がないかなどを確認していました。また、当日は、不審者や不審物を発見したら、すぐに通報するように会場のアナウンスで注意を呼びかけることにしています。
隅田川花火大会実行委員会の河井卓治事務長は「世界的にテロが相次いでいますが、平和のイベントである花火大会をテロで台なしにされることは絶対に避けたいので、万全の態勢で臨みたいです」と話していました。