
7月25日放送
東京都知事選挙 激しさ増す選挙戦
今月14日に告示された東京都知事選挙は投票日まで1週間を切りました。
首都・東京の顔を選ぶ選挙戦は激しさを増しています。
東京都知事選挙に立候補したのは、届け出順に次の方々です。
無所属の新人で元派遣社員の高橋尚吾氏(32歳)。
無所属の新人で国際映像配信会社社長の谷山雄二朗氏(43歳)。
無所属の新人で政治団体代表の桜井誠氏(44歳)。
無所属の新人で民進党、共産党、社民党、生活の党が推薦するジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76歳)。
無所属の新人で自民党、公明党、日本のこころを大切にする党が推薦する元総務大臣の増田寛也氏(64歳)。
無所属の新人で政治団体代表のマック赤坂氏(67歳)。
諸派の新人で元労働大臣の山口敏夫氏(75歳)。
諸派の新人で税理士の山中雅明氏(52歳)。
無所属の新人で自営業の後藤輝樹氏(33歳)。
無所属の新人で歯科医師の岸本雅吉氏(63歳)。
無所属の新人で元防衛大臣の小池百合子氏(64歳)。
無所属の新人でインターネットによる報道番組の配信会社社長、上杉隆氏(48歳)。
諸派の新人で、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(32歳)。
無所属の新人で元兵庫県加西市長の中川暢三氏(60歳)。
無所属の新人で、政治団体代表の関口安弘氏(64歳)。
諸派の新人で元千葉県船橋市議会議員の立花孝志氏(48歳)。
無所属の新人で日本大学教授の宮崎正弘氏(61歳)。
無所属の新人で医師の今尾貞夫氏(76歳)。
無所属の新人でソフトウエア開発会社社長の望月義彦氏(51歳)。
無所属の新人で元学習塾講師の武井直子氏(51歳)。
無所属の新人で元陸上自衛官の内藤久遠氏(59歳)。
東京都知事選挙にはこれまでで最も多い21人が立候補しました。
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんは憲法改正の流れを東京から阻止したいとして告示の2日前に立候補を表明しました。
鳥越さんは「東京都から日本を変えたい。参議院選挙の開票速報を見ていて思いました、このままで日本大丈夫かと」と訴えます。
野党4党の統一候補となり、幹部も応援に駆けつけます。
民進党の蓮舫代表代行は「どうか都民の皆様方の良識をしっかりと鳥越俊太郎さんにいただきたい」と応援します。
長年、ジャーナリストとして活動してきた鳥越さんは現場に足を運ぶことに力を入れています。
一人一人の声に耳を傾ける都政が必要だと訴えます。
鳥越さんは「弱い人の立場でものを見て行動し決断ができる人間が知事にならなければ、おそらく東京はこのまま腐っていくと私は思うのです」と訴えています。
元総務大臣で岩手県知事を3期務めた増田寛也さんは「増田寛也、知名度がないと言われていますのでもう一回言います、増田寛也です、よろしくお願いします」と訴えます。
自民党の支持者が集まる会合に出席するなど徹底した組織戦を展開しています。
菅官房長官は「東京の向こう4年間にわたる舵取り役は増田寛也だと、こう皆さん思ったのではないでしょうか」と応援します。
増田さんは街頭演説などでは豊富な行政経験で培った調整力をPRしています。
支持の拡大を図るため、10日余りで半分以上の自治体を回りました。
都政の安定が求められる今こそ、実務家の知事が必要だと訴えます。
増田さんは「都政混乱している、絶対これに終止符を打って、それで具体的に仕事を進めていく、これが私がいちばん、まずやるべきことだと思います」と訴えています。
元労働大臣の山口敏夫さんは衆議院議員を10期務めました。
山口さんはオリンピック・パラリンピックを優先する都政をただすべきだと訴えます。
山口さんは「オリンピックというものを一つのテーマとして都民や国民の考え方を少しでも、こう、変えてもらいたい」と訴えています。
環境大臣や防衛大臣を務めた小池氏百合子さんは「政党も、組織もバックアップ何もありませんけど、こんなにたくさんのお一人お一人の方がいらしていただければ本当に勇気100倍」と訴えます。
小池百合子さんは自民党への推薦願を取り下げて立候補しました。
環境問題にともに取り組んだ登山家の野口健さんも駆けつけました。野口さんは「小池さんは要するにやると言ったらやるんですね。樹海に入ってくれてですね、何時間もかけて一緒にゴミを拾ってくれました」と応援します。
地域の会合などにも参加、支持の拡大を呼びかけます。
ガラス張りの車で活動する小池さんは都政を透明化しようと訴えます。
小池さんは「都政をもっと見える化しないといけません。どのみち私はもう崖から飛び降りてますので失うものもございません」と訴えています。
インターネットで報道番組を配信する会社を経営する上杉隆さんは元ジャーナリストとしての経験を生かし、都政を運営していきたいと訴えます。
上杉さんは「老いた人も、生まれたばかりの子どもたちも、みんな普通に生活できるように。それをとにかくしたい」と訴えています。
元兵庫県加西市長の中川暢三さんは大手建設会社におよそ20年間勤めたあと、大阪市の北区長も務めました。
官民で培った経験を都政に生かしたいと訴えます。
中川さんは「政策本位の選挙で戦っていく。政策がきっちりとしてその実行力もある。そういう知事にある素養は十分備わっている」と訴えています。
政治とカネの問題でトップが相次いで辞職した東京都。
都政への信頼をどう回復するのか。
有権者の選択に首都の未来がかかっています。
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