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慰安婦財団の金兌玄理事長 |
金理事長はこの日午後12時20分ごろ、ソウル中区巡和洞(チュング・スノァドン)のVABIEN IIでおよそ30分間の財団発足記念記者懇談会を終えて建物の外に出た。車両のあった方向に移動中だった金理事長に、突然、待ち伏せしていた男性1人が駆け寄り、金理事長の顔に真っ赤な液体をかけた。
現場でミネラルウォーターなどを使って液体を洗い流したが、金理事長は目を開くことができず苦しんだため救急車で近くの江北(カンブク)サムスン病院に運ばれて応急治療を受けた。男性がかけた液体はカプサイシンであることが確認された。
男性は現場で直ちに警察に取り押さえられた。この男性は財団設立の反対を主張したという。警察は犯行動機などを集中的に調査している。
これに先立ち、金理事長は記者懇談会で日本が拠出する財団予算10億円に関連し、被害者支援以外には別のいかなる目的にも使われないことを強調した。