グーグルを傘下に持つIT企業やアマゾンが増収増益

グーグルを傘下に持つIT企業やアマゾンが増収増益
アメリカの大手IT企業のことし4月から6月までの決算が発表され、グーグルを傘下に持つアルファベットと、アマゾン・ドット・コムは、ともに増収増益となりました。
グーグルを傘下に持つ持ち株会社、アルファベットが28日に発表した、ことし4月から6月までの決算によりますと、売り上げは215億ドル(日本円でおよそ2兆2600億円)で、前の年の同じ時期より21%増加しました。
また最終利益は48億7700万ドル(日本円でおよそ5100億円)で、前の年を24%上回りました。
これはスマートフォンや、傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」などに表示する主力の広告事業が好調だったためです。
一方、アマゾン・ドット・コムがこの日発表した、ことし4月から6月までの決算も主力のネット販売に加えて、ネット経由でデータを保存するクラウドサービスの事業が好調だったことから、売り上げは304億400万ドル(日本円でおよそ3兆2000億円)で、前の年より31%増加しました。
また、最終利益は前の年の9.3倍の8億5700万ドル(日本円でおよそ900億円)となり、両社そろって増収増益となりました。
多くのIT企業にとって、ヨーロッパはアメリカに次ぐ重要な市場で、イギリスがEU=ヨーロッパ連合から離脱を決めたことによる影響が懸念されていますが、今回の決算への影響は限定的で、おしなべて好調な内容となりました。