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小学生の頃は、夏休みになるとすぐに母に梅田の阪神百貨店に連れて行ってもらうというのが慣例だった。
白いカッターシャツに青の半ズボンという出で立ちでさっそうと緑と黄緑の京阪電車に乗り込むのだ。






京橋から雑然とした人通りを通り抜け、当時の国鉄で大阪駅まで向かい、下車する。

阪神百貨店に着くとすぐに大食堂に向かい、お子さまランチを食べる。チキンライスの上に載った日本の国旗やアニメのキャラクターに似せたゼリーやらがうれしてたまらなかったおねがい



お腹がふくれると買い物もそこそこに屋上遊園地でスマートボールや自動車レースのゲームをしてから、ペットショップに向かい、虫かごに入ったカブトムシのつがいを買ってもらい、やおら百貨店をあとにする。

夕方家の縁側でスイカを食べながら、早速カブトムシと遊ぶ。

なぜか狭い庭に置かれた灯籠とやつでの葉を見ながら、雨戸にカブトムシを這わせる。

立派な角を持ったオスをちょっと小さな丸いメスの上に乗っけると、オスの細いギザギザの2本の後ろ足の間から思春期の少女の八重歯みたいな三角のおちんちんが出てきて、メスのおしりに突き刺さるのが不思議であった。

時には、クワガタも連れ出してきてどちらが強いか対決させる。
はじめのうちは、強烈な2本のハサミでクワガタがカブトムシの胴を締め上げるのだが、ざんざん攻めさせた後、カブトムシがのけ反り、プロレスのバックドロップさながら、豪快にクワガタを背後に投げつけ、勝利するのが、なんとも痛快だったパンチ!



カブトムシの名の由来は、戦国時代の兜だそうだ。

戦国武将が優しく気持ちを封じ込め、鎧に身を包み、兜をかぶり、甲冑に身を包む。

単に身を守るという機能ではなく、われはわれなりという強烈なアイデンティティーの発露である。



優しいだけの、優しいふりをする男が増えて、昨今女性のほうが元気である。

男が草食化、いや装飾化して、カブトムシのように鈍くも、艶のある黒光りする男が少なくなってきたような気がする。



そういえば、aikoのカブトムシも好きな人がカブトムシのような人かと勝手に思い込んでいたら、女性がカブトムシということらしい。

少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ甘い匂いに誘われたあたしはカブトムシ

昆虫界最強と思われているカブトムシもその硬い兜の下には、弱い心を隠しもっているということだろうか?


今朝、朝方から、枕元でガサゴソガサゴソビュンビュンビュンと音がして、目覚めた

カブトムシ‼

わが社随一の虫取名人田中ちゃんに無理を言って娘のためにともらったものだ。
彼はカブトムシ採りに夢中のあまり、栄養失調で倒れたという凄まじいエピソードを持つ男だ⤵

毎日、エサをやったり、世話をしていたら、すっかり愛情がわいてしまった。
いつまで眺めていても飽きることはない。
それにしてもスイカが好きなのね
いまが旬のマンゴーはいかが?
ほな、会社いこか❔






優しくも強い、艶のある黒光りする男でありたいな!
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