韓国の100人に4人は外国人

在韓外国人200万人時代

07年に100万人突破、それから9年で2倍に
このペースで行けば21年に300万人
長期滞在外国人が74%
半数は中国人

韓国の100人に4人は外国人

 韓国に滞在中の外国人が初めて200万人を超えた。2007年に100万人を突破して以来、9年で2倍に増えたことになる。法務部(省に相当)が27日に発刊した「出入国・外国人政策統計月報」によると、6月末現在で韓国国内に滞在する外国人は200万1828人を記録した。これは韓国の全人口の3.9%に当たる。

 2000年に49万人だった滞在外国人は07年に100万人を超え、それから9年で200万人を突破するという急増ぶりを示している。これは年平均約8%の増加だ。このままのペースで行けば、21年には滞在外国人が300万人を超えると法務部では予想している。これは韓国の全人口の5.8%に当たり、経済協力開発機構(OECD)平均の5.7%を上回る数値だ。

 2000年ごろは短期滞在の外国人が多かったが、現在は91日以上滞在する長期滞在外国人が全体の74%を占めている。10人のうち5人が中国人で、10人のうち6人がソウルや首都圏で暮らしていることも分かった。

 長期滞在の外国人が急増しているのは、中国人滞在者や就業外国人が増えているためだ。2000年の中国人長期滞在者は5万8984人に過ぎなかったが、現在は80万7076人に達し、約14倍に増えた。韓国で就職して長期滞在している外国人も2000年の2万538人から現在は60万8867人と約30倍に急増している。法務部関係者は「04年に雇用許可制、07年に訪問就業制が施行され、中国の同胞(朝鮮族)など長期滞在の外国人が急激に増えた」と分析している。

 結婚により韓国に移り住むようになった外国人も、統計を取り始めた01年は2万5182人だったが、現在は6倍の15万1820人になった。外国人留学生は同期間に4015人から10万1601人と約25倍に増えている。

 IOM移民政策研究院のチェ・ソリ博士は「結婚による移住者に焦点が当てられている外国人政策の範囲を広げ、多様な滞在者の定着を支援し、社会の確執を防ぐ対策も立てなければならない」と話している。

キム・アサ記者
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