渋谷パルコ 一時閉店を前にきょうから展示会
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40年余りにわたり、東京・渋谷を代表する文化の拠点として親しまれてきたファッションビル「渋谷パルコ」が来月、一時閉店するのを前に、ゆかりのあるアーティストの貴重な資料や作品を集めた展示会が29日から始まります。
「渋谷パルコ」は昭和48年に東京・渋谷に開業し、ファッションや芸術など、さまざまな文化を発信してきましたが、建て替えのため、来月、今の建物での営業を終えます。
これを前に29日からさまざまなイベントが始まり、このうち展示スペースでは、ゆかりの深いアーティストなど12組の作品や、貴重な資料を集めた展示会が開かれます。
日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和さんは縦8メートル余りの巨大な紙に描いた墨絵を出品しています。パルコの象徴ともいえる、斬新な広告で見られたこれまでの作風とは異なる、和風の力強い筆づかいが目をひく作品です。
また、劇作家の寺山修司が昭和52年に「西武劇場」、現在の「パルコ劇場」で初めて公演した作品の構想を書き留めたメモも展示されています。いわゆるアングラの旗手として活動してきた寺山の、商業演劇に挑もうという決意が、細かな直筆の文字からうかがえます。
展示会に作品を出品した漫画家のしりあがり寿さんは「パルコは昔から僕にとって特別な場所でした。最期の展示会に関われて光栄です」と話していました。
これで見納めとなる今の渋谷パルコの最後を飾る一連のイベントは、来月7日の一時閉店まで続けられ、その後、3年間の休業を経て、平成31年に新たなファッションビルに生まれ変わります。
これを前に29日からさまざまなイベントが始まり、このうち展示スペースでは、ゆかりの深いアーティストなど12組の作品や、貴重な資料を集めた展示会が開かれます。
日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和さんは縦8メートル余りの巨大な紙に描いた墨絵を出品しています。パルコの象徴ともいえる、斬新な広告で見られたこれまでの作風とは異なる、和風の力強い筆づかいが目をひく作品です。
また、劇作家の寺山修司が昭和52年に「西武劇場」、現在の「パルコ劇場」で初めて公演した作品の構想を書き留めたメモも展示されています。いわゆるアングラの旗手として活動してきた寺山の、商業演劇に挑もうという決意が、細かな直筆の文字からうかがえます。
展示会に作品を出品した漫画家のしりあがり寿さんは「パルコは昔から僕にとって特別な場所でした。最期の展示会に関われて光栄です」と話していました。
これで見納めとなる今の渋谷パルコの最後を飾る一連のイベントは、来月7日の一時閉店まで続けられ、その後、3年間の休業を経て、平成31年に新たなファッションビルに生まれ変わります。