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“勝手踏切”すべて閉鎖に不満の声 宇治市

日本テレビ系(NNN) 7月28日(木)20時5分配信

 正規の踏切ではないにもかかわらず、生活道路として利用されてきた、いわゆる“勝手踏切”。京都府宇治市は28日、市内すべての“勝手踏切”を閉鎖した。住民からは不満の声があがっている。

 28日に閉鎖されたのは、宇治市のJR奈良線に5か所ある、いわゆる“勝手踏切”と呼ばれる非正規の踏切。近道などを理由に、地域住民が生活道路として数十年にわたり使ってきた。

 しかし、3年前に横断中の70代女性が電車にはねられるなど、死亡事故が数件発生していることから、市は閉鎖を検討。一方、存続を求める住民約1300人分の署名が提出されていたが、JR奈良線が複線化されることなどに伴う安全対策として、28日、閉鎖のための作業が行われた。

 宇治市では住民に対し、周辺の道路を使い迂回(うかい)するよう求めているが、具体的な代替案がないとして、さらなる住民の反発を招くことになりそうだ。

最終更新:7月28日(木)20時36分

日テレNEWS24