皆さんコンバンハ
フィリピンでの思い出話、まだまだ沢山ありますが書ききれないのでこの辺にしておきます
綺麗な景色、海、美味しい食べ物...
得たものはそれだけではありません
フィリピンの文化や、実際に土地や人に触れ感じた事が沢山あります。
まず一つは、貧富の激しい差。土地にもよりますが本当に貧富の差が激しい。
栄えている土地にも貧しい人たちが沢山います。
大きな家に住んで食べ物にも困らず、普通に暮らしている家族もいれば
路上で生活している家族も沢山います。
衝撃的だった事は
夜中に車で町を通った時に小さな子供がsidewalkbendor(露天の屋台のようなもの)
の台の上で寝ているのを見かけたり、
道路に植わっている木によりかかって寝ていたり。
この子達に安心して眠れるお家はあるのだろうか。
一体、どんな生活を送っているのだろうか。
とてもやせ細っていて、ご飯はしっかり食べているのだろうか...。
フィリピンの人口は一億人を突破しました。フィリピンにはこのような生活を送っている子供達が山のようにいます。
国がお金をくれる訳でも、助けてくれる訳でもありません。
施設があっても足りません。
きっと道端で寝ているこの子供達は、学校にも行けていないでしょう。
十分な教育も受けられず、観光客にペソをもらったりして一日をしのぐ。
しょうがなく、犯罪に走る子供も中には沢山いるでしょう。
私も事情があり13歳で親元を離れていて、学校も行っていません。
でも日本だから、仕事も沢山あります。私は行きませんでしたが、施設で暮らす手段だってあります。苦労したけれど、家も食べ物も十分あり、やりたい仕事も一生懸命やる事が出来て、沢山の人々の愛情を受け今まで暮らしてこれました。私は自分は本当に幸せ者だと思っています。
でもこの子達は、教育すら受けられず。やりたい事や夢どころか、仕事の少ないフィリピンでは仕事に就く事も難しいでしょう。
出来る事なら今すぐ助けてあげたい、暖かい布団で寝かせてあげたい。お腹いっぱいご飯を食べさせてあげて、思いっきり抱きしめてあげたい...。
でも残念ながら、今の私には何も出来ません。
そんな事を思いながら、子供達の横を通りすぎて行きました。
日本で仕事を一生懸命頑張って、いつかこの子供達の力になりたい。