首相 日ロ首脳会談で領土問題の前進を
安倍総理大臣は、北方領土の元島民の孫やひ孫にあたる中学生らと面会し、9月にロシア極東のウラジオストクで予定されているプーチン大統領との首脳会談を通じて、領土問題を含む平和条約交渉を前進させたいという考えを示しました。
安倍総理大臣は28日、総理大臣官邸で、北方領土の択捉島や国後島などに住んでいた元島民の孫やひ孫など、中学2年生と3年生の7人と面会しました。
この中で中学生たちは「元島民も高齢化しており、返還に近づくことで、希望を絶やさないようにしてほしい」などと、それぞれの思いを話しました。
これに対し、安倍総理大臣は「戦争が終わってすでに70年以上たつが、残念ながらまだ日本とロシアとの間には平和条約が締結されていない。北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結することは、まさに日本の悲願だ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は、9月にロシア極東のウラジオストクで開かれる国際経済フォーラムに合わせて予定されているプーチン大統領との首脳会談について、「当然、平和条約の問題についても話をしたいと思っており、私たちの世代において解決をしていきたい。皆さんが自由に北方四島に足を運べる新しい時代を築いていきたい」と述べ、領土問題を含む平和条約交渉を前進させたいという考えを示しました。
この中で中学生たちは「元島民も高齢化しており、返還に近づくことで、希望を絶やさないようにしてほしい」などと、それぞれの思いを話しました。
これに対し、安倍総理大臣は「戦争が終わってすでに70年以上たつが、残念ながらまだ日本とロシアとの間には平和条約が締結されていない。北方四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結することは、まさに日本の悲願だ」と述べました。そのうえで、安倍総理大臣は、9月にロシア極東のウラジオストクで開かれる国際経済フォーラムに合わせて予定されているプーチン大統領との首脳会談について、「当然、平和条約の問題についても話をしたいと思っており、私たちの世代において解決をしていきたい。皆さんが自由に北方四島に足を運べる新しい時代を築いていきたい」と述べ、領土問題を含む平和条約交渉を前進させたいという考えを示しました。