「むずかしい説明は要らないアート」第2回目です。
今回はペインターの濱口健(Hamaguchi Ken)さんの作品です。
さっそくですが、作品をご覧ください。
あっ
ああっ!!
!!!!!!!!!!!!!
前回の個展のタイトルは「招かれざる奴ら」。
犬、猫、梅宮辰夫(漬物屋の人形の方)、某事件の人、焼き鳥や鉄火巻き、湯呑みまで。
森羅万象あらゆる物体を独自の視点でチョイスし描いて行く
その作風はアナーキー&カオス、サーチ&デストロイ!激ヤバです!!!
そして特筆すべきはその画力。めちゃくちゃ上手い!だから説得力があって面白い。
アナーキーな世界観を画力でもってアートの領域にぶん投げている感じ。まさに力技です。
レコードジャケットの人物を犬や猫にすり替える。
P.I.Lのジャケットが最高。ジョニーロットンがワンちゃんになっているし、
BLACK FLAGのロゴと宮四郎を一緒の画面で見ることなんて地球上で彼の作品だけにちがいない。
あとリアルに「あんまいじったらアカンやつ」もチラホラ。
芸術とは自由なのだと思った。
最高だ!!!!!
「招かれざる奴ら」展は大阪でも開催されていたのだけれど、
気づいた時にはすでに終わっていて激しく後悔。
よし!次はいくぞ!という事で、
濱口先生の次回個展のお知らせです。
東京での開催ですが、大阪にも来てくれたら良いな!
濱口 健 個展「現代人の座標軸」
2016年8月13日(土)〜9月4(日)
木金 16:00〜21:00/土日 12:00〜19:00/月〜水 休み(最終日18時終了)
会場:WISH LESS gallery (東京都北区田端5-12-10)
▶︎オープニングレセプション:8月13日(土) 18:00〜20:00 ※作家在廊
ヤフオクにて入手した評論家の竹村健一氏の著作『現代人の座標軸』の表紙を見てなにか閃いた…、ような気がする作者が、その題名をそのまま自分の展覧会へちょいと拝借。作品もその思わせぶりな題名に因んだ社会風刺的なものとなるのか、そうではないのか?
「ペインティングに比べてシルクスクリーン・プリントって楽かな?と思ったら、
これはこれで手間のかかるものでしたね。
インクは何がいいのか判らなかったんで、
Tシャツくんのインクにしましたよ。」(作者談)
一体どんな作品が飛び出すのか全く予測不能です!
過去の作品も素晴らしいのでいくつか貼っておきます。
作品を見たあとはこってりラーメン(大)を食べたような満腹感です。
お腹いっぱい!ご馳走様でした!
濱口先生これからのご活躍にも期待しております!
http://ken-hamaguchi-painter.tumblr.com/
Hamaguchi Ken (@GUCCIHAMMER) | Twitter
※作品はアーティストご本人様から許可をいただき掲載しています。