(cache) FX初心者の必要最低限の知識 ( FX、為替 ) - FXの歴史を綴る

FXは、株式投資の現物投資よりも、少ない資金で自分の資金以上の取引が出来るのが、株式現物投資との大きな違いで、国内の業者では、自己資金の最大25倍までのレバレッジを掛けて外貨の取引が可能になります。

簡単に説明すれば、100万円の資金があれば、最大2,500万円分の外貨を取引できることになります。

実際の生活に例えれば、年収600万円の人が、3,000万円の住宅ローンをいつも抱えていて取引をしている状態になります。

この負担に耐えながら取引するのは、精神的に追い詰められやすくなります。

レバレッジは控えるのが良いでしょう。

相場が自分の思うように、方向性が動けば、少ない資金で大きな利益を期待が出来て資金効率面では優れていますが、相場が自分の思惑とは別に動いた場合は、大きく損失を抱えるリスクが伴うのがレバレッジの怖さです。

FXの業者では、必要証拠金の維持率の30％以下になれば、強制的にロスカットが働き最期の砦的な機能になります。その前にマージンコールでお知らせをしてくれる場合もありますが・・・

ロスカット機能が働けば、証拠金以上の損失は発生しないという理論にはなりますが、理論通りに行かないのが相場の世界でもあります。

金融資本主義の掟ですので、ロスカット機能があるから安心とは確信しないで、取引に挑んでください。

金融資本主義とは、飢狼がお互いに食い合うような激しいゼロサムゲームで、まさにFXというものを体現している表現だと思います。

最近の例ですと、「スイスフランショック」という外国為替の歴史に残るような、大変動が起きまして、スイスフランの急騰により多数の投資家が多額の損失をしてしまった事がありましたし、日本国内でもマイナス金利の導入により、日本人にとってもなじみの深いドル円相場は急変し、短期間で10円以上の円高に振れてしまいました。

日銀の政策決定一つで、あなたの資産は、天国にも地獄にもなります。

このような、極端な為替変動が起きますと、レバレッジを高くした場合は、ロスカット機能が働き、相場の急変度合いによっては、証拠金以上の損失が発生する可能性が高い典型的なパターンとなります。

証拠金以上の損失を出してしまったら、その損失を穴埋めするためにFX会社に入金する必要があります。それを行わないと裁判沙汰にするなりえます。

FX初心者が初めての場合は、外貨預金との違いを理解してから取引を開始した方が後々後悔しないで済みます。

外貨預金は、正に現物取引バージョンで、100万円の資金がありその当時のドル円レートが100円だった場合(手数料考慮せず)は10,000米ドル購入することが出来ます。

外貨預金は、投資以外にも利用出来たりもします。海外旅行によく行かれる方は、円高の時に外貨にしておくのも良いかもしれません。街中の外貨両替場の相場とはまるっきり違います。

FX初心者は、外国為替に関する基礎知識の本を一通り読んで、レバレッジは外貨預金とあまり変わりない倍率で取引を開始した方が無難です。また、日ごろから国内外のニュースにはアンテナを通しておくことも、FXを取引するで上では必要不可欠です。

FX初心者向けでかつ理論的に正しい解説をしてくれるブログなどで基礎理論はしっかり学んだ方が良いでしょう。

いくつかリンクを置いておきます。

FXビギナーズというサイトはFXを体系的に学びやすいと思います。

内容は若干軽いので、本格的に学びたい人には物足りない部分もあるかも知れません。

FX初心者向けまとめ解説というサイトは、FXについて濃ゆい記事を書いています。