ソフトバンクグループは28日、前副社長のニケシュ・アローラ氏の役員退任に伴う費用として68億円を2016年4~6月期に計上したと発表した。アローラ氏の実質的な退職金となる。
アローラ氏は2014年に米グーグルからソフトバンク入り。報酬額は2015年3月期は契約金も含めて約165億円、2016年3月期は約80億円だった。今回の役員退任に伴う費用を含めると、報酬額は合わせて300億円を超える。
ソフトバンクは、これらの役員報酬とは別にアローラ氏が保有していた関連会社株式を107億円で買い取ったことも同日公表した。
アローラ氏は孫正義社長の後任候補として招かれた。孫社長が当面、社長を続けることを決めたことを受け、6月下旬に退任した。