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ライブダンジョン! 作者:dy冷凍

第二章

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 それから二日訓練を続けた努はバルバラとユニスを一軍PTに入れての運用を始めさせた。最初と同じように峡谷へ潜ることを努がレオンに提案すると、彼は元気な一つ返事で了承した。


「だ、大丈夫だろうか」
「大丈夫ですよ。多分」
「た、多分!?」
「頑張って下さいね。これで以前と何も変わらなかったら僕の面目丸つぶれなんで」
「やめろぉ! 何で今そんなことを言うんだぁ!」


 身を縮こまさせて努の肩をちょこんと引っ張っていたバルバラは、努のプレッシャーをかけるような返事に熊耳をぺたんとさせて頭を抱えた。


「あ、今回は初めからユニスさんにヒーラーをやってもらうので、そのつもりで」
「最初、少しだけツトムにお手本を見せてもらいたいのです」
「どうせ何やっても最初は噛み合わないもんですよ。取り敢えずやってみて下さい」
「……わかったのです」


 努の言葉にユニスは特に反抗もせずに大人しく従う姿勢を見せた。それを見ていたレオンは目をパチクリさせながらも努を手招きして呼んだ。努がレオンに寄っていくと彼は努と肩を組んで一緒に二人へ背を向けた。


「ユニス、随分大人しくなってるじゃねーか。やるなツトム!」
「へ? いや、レオンさんがなんか言ってくれたんじゃないんですか? 僕が休んでる時に」


 努はユニスが休み明けにいきなり従順になった原因は、その間レオンにでも怒られたのかなと思っていた。しかしレオンはぶんぶんと努の言葉に首を振った。


「そもそも俺が言ってもユニスは頑固だから態度変えねーんだよ。ま、それが可愛いところでもあるんだけどさ」
「……ノロケ話は外でやってもらえますか?」
「あ、わりぃわりぃ。……あぁ、多分あの時だろうな」


 レオンはユニスに頼み込まれてPTを組み、置くスキルをやろうとして失敗ばかりしていた光景を思い出していた。恐らくあそこで努との実力の差を感じたのだろうとレオンは考えた。


「ま、いいや。それじゃ、あいつらがどれだけ成長したか見させてもらおうじゃないの!」
「はい、おかげさまであの二人の指導に集中出来ましたので、楽しみにしていていいですよ」
「……はて、何のことやら」
「別に隠さなくたっていいでしょ。色々やってくれてたみたいじゃないですか」


 レオンとてこの一月遊んでいたわけではない。努の配布した資料に目を通して三種の役割を理解し、まずは率先してタンク職のレベリングを手伝った。それに努の行っていた訓練の真似事をさせたり、アルドレットクロウの完成ありつつあるPTを観察して動きを取り入れさせようとしている。更にはアタッカーのタンクに対する意識改革などもこの一月ずっと彼は行っていた。

 タンクとヒーラーだけを育てて連携が合うようになっても、アタッカーが連携を乱せば意味はない。だがタンクとヒーラーさえ安定すれば戦況はかなり安定する。努はその結果を見せてからアタッカーを説得するつもりであった。

 しかしレオンは事前に資料を見てそのことを理解していたようで、アタッカーとタンクを混ぜてのPTを一緒に組んだりして意識改革を行っていた。このクランでレオンに表立って逆らう者などいないので、少なくともレオンのいる前でタンクを差別する者はいなくなった。

 努は最初レオンはユニスに全てを任せて何もしないものだと思っていたが、半月ほど前に彼の動きを十番台付近のモニターで確認していた。以前と違いタンクやヒーラーに合わせるような動きをしていることは努から見れば一目瞭然いちもくりょうぜんで、彼も色々としてくれていることをその時努は知った。


「それじゃ行きましょうか」
「おう」


 努の営業用のような笑顔を見てレオンは肩を竦めた後、最初と同じPTでダンジョンの五十六階層、峡谷へと向かった。

 峡谷に入りディニエルが索敵をしてオークを発見したことを告げ、そのPTはオークのいる場所へ近づいていく。

 バルバラはこれでもかというほどに緊張していて、ユニスも何処か動きが硬い。ディニエルだけはいつも通り眠そうに欠伸をかましている。


「おいおい、大丈夫か?」
「だだだ大丈夫だ! 何も問題はない! ユニス! 頑張るぞ!」
「……なのです」


 レオンが声をかけてもバルバラには逆効果で更に緊張を招き、ユニスも緊張を隠せないのか足取りが重い。レオンは努と視線を合わせると、彼は無言で首を振った。


「ごめんなさい。やっぱ前言撤回します。あんまり期待しないようにしておいて下さい」
「おいぃぃぃぃ!? めっちゃ自信ありそうな顔してたよなあんた!?」
「だってあれ、がっちがちじゃないですか。まぁでも、数戦かしたら慣れると思うので」


 緊張で過呼吸になっているユニスに、手足が一緒になって出てしまっているバルバラを見て努は額に手を当ててため息を吐く。レオンは心配そうに二人を見つめていると、もうオークの姿が遠くに見えてきた。オークもPTを補則したようで猪のような勢いで向かってきている。


「ほらほら! 来ますよ! ユニスさんはエリアヒール設置してプロテク! バルバラさんは前に出て!」


 手の平を打ち鳴らしながらも努は大声で指示すると、バルバラは条件反射のように丸盾と短槍を構えた。彼女は努の声にこの一月指示をされることが多かったので、努の声で自然と動作が出来るようになるほど身体に動作が染み込んでいた。ユニスもその指示を受けてエリアヒールとプロテクをバルバラに付与した。


「はい、コンバットクライどうぞー」
「コンバットクライ!」


 バルバラは耳に染みついた声を聞いてコンバットクライを放つ。五匹のオークが赤い闘気を受けてバルバラに視線を向ける。

 ディニエルが矢を連発して弓矢を持った一匹のオークを足止めし、レオンもロングソードを前に構えて突撃してオークを一匹受け持つ。三匹の武器を持ったオークがバルバラに迫る。


(棍棒1。剣2か)


 バルバラはオークの武器構成を確認した後、先頭のオークが振り下ろした短剣を丸盾で受け止める。続いてくるオークには短槍で牽制しつつも後ろへと下がる。

 じりじりとオーク三匹はバルバラの様子を伺うように歩いて近づき、一斉に襲いかかる。バルバラは左の棍棒を丸盾で防ぐ。そのまま丸盾を前に突き出してオークを押し飛ばす。鎧に剣を受けるが派手な音だけで彼女に斬撃は通らない。

 短槍を横に振るうとオークは飛び退いた。皮膚の厚い足裏で地面を踏みしめオークが飛びかかろうとするも、バルバラは後ろに引きながらも短槍を突き出している。

 自然と身に染み込まされた安全を期す動きをバルバラは徹底して行う。重鎧を着込み守りの硬い大盾と槍を構えたバルバラは、まるで人型の要塞のようである。

 その後もオークたちは果敢に攻め崩そうとするも、決して無理をしないバルバラの立ち回りに有効打を与えられずにいる。腕や肩などに積み重なってくる打撃もユニスのヒールで癒されるため、バルバラの動きが阻害されることはない。


「おぉ、すっげーな」


 この一月他の素人同然のタンクを訓練で見ていたレオンは、バルバラの攻撃をいなす動きに惚れ惚れしていた。彼が今まで見てきたタンク職の中でバルバラの動きは抜きん出ていたからだ。

 レオンもこの一月タンク職の者たちを鍛えようとしてはいたのだが、自分の嫁ということもあってかあまり厳しく接せずにいた。無理のない範囲で一体一をさせたりして、危なくなった時はすぐに助けていた。

 バルバラの訓練内容を言伝でしか聞いていないレオンがもし実際にその場にいたとすれば、彼は間違いなくその訓練を止めてしまっていただろう。その甘さは彼の利点でもあるが、同時に欠点でもある。その甘さがこのクランでは悪い方向へと進んでしまっていた。

 オーク三匹相手に引けを取らないバルバラをしばらくレオンは見つめた後、エリアヒールの中で真剣な面持ちで秒数を数えているユニスにも視線を向ける。


「ヒール」


 ユニスのヒールは霧状になることもなく飛んでいき、バルバラの大きい背中へと当たる。レオンは努が休んでいる時にユニスとPTを組んでいたが、その時は置くヘイストしか見ていなかったため、彼女がしっかりとヒールも習得していることをレオンは喜んだ。

 ディニエルの射撃でオークが全滅するとレオンは急いで二人へ駆け寄った。


「バルバラ、すげーじゃねぇか!」
「……でもまだオーク三匹しか私は受け持てないんだ。まだまだ、これからだ」
「一月でこれだろ!? 充分すぎるぜ!」
「そ、そうか? ……そうか!」


 喜びを表現するように両手を上げるレオンにバルバラは照れたように頬を掻いた後、一緒に万歳した。


「ユニスも飛ばせるようになってるのな! いいじゃねーか。ありがたいぜ」
「……ありがとうなのです」


 半月前にはもう飛ばせるようになっていたユニスは少し不服そうにしたものの。すぐに笑顔になった。彼女はこの時のために練習を重ねてきたのだ。嬉しくないはずがなかった。

 その後も三連戦ほどしたが特に問題もなく乗り切ることが出来た。バルバラがワイバーンに咥えられて上空から叩き落とされたり、ユニスがレオンに置くスキルを欲張って試そうとしてプロテクを切らすなどの問題はあったが、大体の戦闘は上手く回っていた。

 どんどんと改善点は出てくるもののPTの空気はとても良好だった。ユニスとバルバラは時間を忘れたように充実した表情で話し合い、レオンと動きを合わせていく。ディニエルは少し離れた位置にいるが話は聞いているようで自然と連携が出来ていた。

 昼から潜ってもう八時間ほど経過し、努は時偶口を挟んだものの大抵は暇であった。最初は崩れることもあったが、ユニスがヒーラーでも戦況はどんどんと安定するようになっていた。

 そして努がもうそろそろ遅い時間だと知らせるも、三人は帰りたくないと駄々をこねた。お前が駄々をこねてどうするんだと努はレオンに突っ込みながらも、ようやくギルドへと帰還する準備を始めた三人にため息を吐いた。


(ま、気持ちはわかるけどね)


 努が初めてライブダンジョン! でマルチプレイした時はぶっ続けで一日中やりこんでいた。特に最初は相当のめり込んでいたので三人の気持ちはわからないでもなかった。なので努は初心者の頃を思い出すようにニコニコとしながらも三人を見ていた。

 そして三人の話が一段落ついたところで努はレオンに声をかけた。


「とまぁ、三種の役割についてはこんな感じですかね。まだまだ改善点は多くありますが、形にはなったと思います。どうですか?」
「満足だぜ。ここまで二人を育ててくれて助かる。俺もやってはみたんだが全然でな……」
「まぁ、身内に甘くなることはよくあることですよ。……でも流石にレオンさんは甘やかしすぎたとは思いますけどね」


 努の見ていた印象では、レオンは相当身内に甘い。特に被害が自分で収まることに関してはほとんど受容してしまっている。努の音量小さめの言葉にレオンはぎくりとして誤魔化すように乾いた笑い声を上げた。


「……それ他の奴らにもよく言われんだよなぁ。でもさ、しょうがねぇよ。みんな可愛いんだし。俺に迷惑かける分なら問題ねぇしな」
「……だったらユニスさんをしっかりとコントロールして下さいね。あの人が下の白魔道士に立ち回りを教える未来が浮かばないんですけど」


 別にユニスに対しては最初から期待を持っていなかったものの、あの態度はどうかと努は思っていた。


「いや、ほんとすまん。さっきも言ったけど、あいつ一度決めると聞かなくてさ。謝礼は弾むから許してくれねぇか?」


 ジト目を向ける努にレオンは笑みを引っ込めて真面目に謝った。すると努はすぐに提案した。


「あ、それじゃあ今後もソリット社以外の新聞社の取材も適度に受けて下さいよ」
「え? そんなことでいいのか?」
「えぇ。是非お願いします」
「ならいいけどよ……。他にないのか? 出来ることなら協力するぜ」


 レオンのなお食い下がってくる様子に努は少し悩んだ後、声を潜めて話す。


「んー、実は人材探しをしているんですけど……ここでは期待出来そうもないですしね。アルドレットクロウが本命ですので、気にしなくて大丈夫です」
「おー? 引き抜きかー? いい顔はされねぇぞ?」
「勿論一軍とかからは引き抜きませんよ。三、四軍の余っているような人をちょこっと……。レベルは三十、四十あればいいので」
「……お前、えげつねぇこと言うなぁ」


 努の少し黒い発言にレオンが引いていると努も誤魔化すようににっこりと笑った。そしてディニエルが帰りの黒門を見つけたので五人はそこに入ってギルドへと帰った。

 五人が黒門で転移するとギルド内は人がごった返しになっていて凄い騒ぎであった。不審に思ったレオンは顔見知りの探索者に声をかけた。


「おいおい、何の騒ぎだ? こりゃ」
「お、レオンか。いやなに。あれ見りゃわかるよ。ちょうど終わったところだ」


 男の探索者が指差す先にはギルドに設置された一番台があった。そしてそこには赤の粒子を撒き散らし始めている火竜に、五人の探索者が喜ぶように万歳していた。

 その中でも特徴的な背丈の小さい深緑色のさらさらとした髪をたなびかせている少年は、アルドレットクロウのリーダーにほかならなかった。召喚士の彼はその身に似合わぬ大層な杖を抱えながらもPTの四人に胴上げされていた。

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