やぁ!ペイちゃん。この世とバイバイの時間だよ(笑)なんて死神に宣告されたとしても後悔することや未練がない。しいて言えば「糞つまんない人生だったな」くらいだが、今から死ぬまでに挽回したいとも思わない。『可哀想な人生送ってんのな』と誰かが言うかもしれないし『ガキみたいなこと言ってんな』と誰かが言うかもしれない。そのとおりである。何も弁明できないし弁明する気力もない。
根っからの無精は治る気配がまるでない。(そもそも無精がゆえ治す気がないのだが)先日もブログに書いた気がするが先々週からの三連休にはビールを買うミッションを除いて座椅子に座ったまま動かなかった。寝るのも座椅子だ。寝心地は最悪だが布団で寝ようと脳が信号をおくる前に座椅子で眠りに落ちてしまう。朝になると身体のあちこちに打ち身のような鈍い痛みを感じるが慣れればさほど苦でもなくそのまま身体を起こしビールを買いに出掛ける。部屋に戻ると500mlビール(正確には発泡酒だが)の6本パックを片手に所定の位置に納まる。ビールは冷蔵庫にしまうと面倒なので座椅子の側に置いてある。結果ぬるいビールを呑むはめになるのだがやむを得ない。
ここですこし訂正をしなければならない。(これはフィクションではないのだから正確に伝えなければならない)わたしは座椅子に座ってはいない。座椅子は寝転がるための枕代わりだ。「それならば枕を使えばいい」そう思うかたもいるだろう。しかし少し考えていただきたい。リビングに枕は不自然だ。リビングに枕を置いて寝るくらいなら寝室で寝るだろうし枕をリビングに置くなんて笑ってしまう。リビングに置いてあるのは座椅子のほうが自然だし座椅子とはそういうものだ。ま、とにかくわたしは座椅子をリビングに置いて枕にしていることをここで訂正したいと思う。
ナチュラル・ボーン・無精。いや母の腹の中にいたころからの無精かもしれない。とにかくわたしは無精だ。今後も変わることはなくこの先も死ぬまで無精なはずである。さて本題に戻ろう。宇宙人からの恩恵を授かり科学が急激に発展、またはドラゴンボールを・・・わたしはいつか死を迎えることになる。その際わたしは何を思うだろうか、何も考えないで生きてるけど死ぬ前に後悔するのかな?これが記事の本題なのだが、ここまで書いていて(ほとんどが本題と無関係)わたしは気が付いてしまった。本題の答えであり嬉しい発見だ。わたしにもこの世に後悔や未練があったのだ。それに気付けたのだからこの糞みたいな記事も書いた甲斐がある。わたしはきっと死を迎える際にこう思うのだろう『冷えたビールが呑みてぇな』と。
何も考えないで生きてるけど死ぬ前に後悔するのかな?これをタイトルに少し哲学的な記事でも書いてインテリジェンスな一面を演出しようと思ったのが間違いだった。どうもくだらない記事しか書けないらしい。『冷えたビールを呑みてぇな』これにいたっては簡単な解決方法がある。座椅子の側に小さな冷蔵庫を設置すればよいのだ。「おい、おまえ!リビングに冷蔵庫は不自然ではないのか?」そう思うかたもいるだろう。(とくに枕の件を根に持っているかたは)しかし少し考えていただきたい。これはリビングに枕を置くかどうかとは別次元の問題なのだ。わたしがわたしの部屋のリビングに何を置こうがわたしの勝手で、死に際に後悔しないために座椅子の側に小型の冷蔵庫を置いたとして誰に迷惑を掛けることがあるだろうか。