メンタルを強くするための7つの考え方。メンタルトレーニングで精神を鍛える
2016/07/28
メンタルが弱ければ、損をすることが多いですよね。勝負事には負けやすくなってしまいますし、仕事などでも結果を出すことが難しくなります。ここ一番という時に力を発揮できませんから、周りからの信頼を失いやすくなるわけです。
逆に、強いメンタルを持っていれば、どんな状況でも冷静に判断することができます。実力が不足していたとしても、メンタルだけで乗り切れることもあるでしょう。自分にとってプラスになることが多いですから、自分の精神力を鍛えられるようにしてください。
ここでは、メンタルを強くするための方法を紹介します。
目次
メンタルの弱さとは、心の不安定さのこと
メンタルを強くしたいのなら、「メンタルが弱い」という定義を知らないといけません。これを曖昧にしたままだと、思うような成果は得られなくなるでしょう。
一般的に、メンタルが弱まってしまうのは、以下のような状況だと思います。
- 大きな仕事や試験を控えているとき
- 友達とケンカをしたとき
- 何かのミスをしてしまったとき
- 周りからの期待が大きくなったとき
こういった状況になると、精神的に不安定な状態となってしまうはずです。
強いストレスを感じたり、緊張したりするので、心の中で不安が大きくなってしまいます。これは誰にでもあることなんですが、過剰になると問題が起きますね。
普通の人は、落ち込んでしまっても、すぐに立ち直ることができます。しかし、メンタルが弱い人だと、ずっと精神が不安定な状態なので、正しい判断ができなくなったり過度に落胆してしまったりするわけです。
つまり、落ち込むのが悪いのではなく、いつまでも引きずってしまうのがダメだということですね。
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社会に出るとメンタルに異常をきたす人が増える
新卒後の新入社員の中には、メンタルヘルスに異常をきたす人が多いそうです。学生から社会人になることで、色々な壁にぶつかってしまうからですね。
理由は様々でしょうが、上司との人間関係や責任の重さ、理想とのギャップなどが挙げられると思います。これは誰にでもあることなんですが、仕事に支障をきたすレベルになることがあります。
厚生労働省が行った「労働安全衛生調査」によると、メンタルヘルスの不調により1か月以上の休業・退職をした人がいる会社は、全体の10%にも上るそうです。かなりの人が、精神的に病んでしまっていることが分かりますね。
こういった状況から、社内にカウンセラーを配置したりなど、メンタルヘルスに力を入れている企業は増えているようです。しかし、まだまだ少ないという現状なので、自分自身でメンタルの弱さを克服できるようにしなくてはいけません。
メンタルが弱い人の特徴
柔軟性が無い
メンタルが弱い人は、予想外の事態が起きた時にパニックになってしまいます。慌ててしまって冷静な判断ができなくなるので、初歩的なミスを起こしてしまうわけですね。冷静さを失ってしまったら、正しい判断をすることができなくなるでしょう。
前もって入念な準備をしていたとしても、それが役に立たないことはあります。そういった時にでも、その場の状況に合わせた対応ができるようにしなくてはいけません。パニックになるのではなくて、平常心を保つことが大切だといえますね。
学習能力が無い
何かの失敗をしたときに学びを得ないと、同じ失敗を何度も繰り返してしまいます。過去のトラウマが影響してしまって、克服できていないような人もいますね。なので、失敗した時にはそれで終わりではなく、次に生かせるように学びを得るようにしてください。
原因や結果を分析することができると、どうするべきかは見えてくるはずです。同じ失敗を繰り返す人は、上司や先輩から信頼されることはありません。やる気が無い人間だと思われることがあるので、気を付けるようにしましょう。
失敗を恐れる
失敗が怖くなってしまうと、何も行動できなくなってしまいます。どんなことに対しても、何かしらのリスクはあります。でも、それを恐れてしまったら、新しい挑戦が出来ないわけですね。消極的な行動ばかりしていると、自分に自信を持つことができません。
果敢にチャレンジをしていると失敗の回数が増えますが、同時に成功できる回数も増えることになります。小さな成功を繰り返すことで、少しずつ自信が付いてメンタルも強くなるわけです。なので、ある程度のリスクは許容できるようになりましょう。
クヨクヨ悩む
過去の失敗や将来の不安など、どうしようもないことで悩む人がいます。そんな悩みに時間を費やしてしまうのは、非常に無駄なことだといえます。メンタルが弱い人は、一度落ち込んでしまうと立ち直るまでに時間が掛かりますね。
自分の力が届かないことで悩んでも仕方ないので、早々に切り上げるようにしましょう。悩みを捨てて前を見ることができれば、メンタルも鍛えられるはずです。悩み続けることでプラスになることはありませんから、覚えておくようにしてください。
ネガティブな思考
何事に対しても悪い方向へ考える人は、メンタルが弱い証拠ですね。最悪の事態を想定するのは、慎重な考え方かもしれません。でも、過剰に考えすぎると、マイナスになってしまうことが多いでしょう。
ネガティブよりもポジティブに考える人の方が、メンタルが強いといえます。なので、悲観的になるのではなくて、何事にも前向きに考えられるようにしてください。
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メンタルを強くするための7つの考え方
一喜一憂しない
メンタルを強くするためには、心の状態を一定にしないといけません。
なので、嬉しい時も悲しい時も、常に一定のテンションを維持しましょう。嬉しい時は喜んでいいと思うかもしれませんが、必要以上にテンションを上げてしまうと、その反動で気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
だから、あまり感情の起伏が少ない方が良いわけですね。感情が動くというのはストレスになるので、気持ちが上がったり下がったりすると精神に負担をかけてしまいます。
そうすると、落ち込んだ時になかなか立ち直れなくなるので注意してください。
他人のせいにしない
何が起きても、他人のせいにしてはいけません。失敗を他人のせいにしてしまうと、そこからの成長はありません。自分の責任だと思うことで、その失敗を糧に学びを得ることができるわけです。
だから、失敗をしてしまったら、その原因や改善点などを考えて次に生かせるようにしてください。そして、成功すれば自分の力だと思えば、それが自信に繋がっていくでしょう。言い訳をせずに自己責任だと考えることで、自然とメンタルは鍛えられていくはずです。
自分で決断する
周りの人に流されているようでは、強いメンタルを手に入れることはできません。だから、何事に対しても、自分の意思で決めるようにしてください。たとえ、周りと孤立してしまっても、自分の意見を押し通すくらいの気持ちが必要です。
八方美人で周りに同調ばかりしていると、それは大きなストレスとなります。自分の価値観を大切にしていれば、些細なことで落ち込むこともなくなるでしょう。
それくらい強い信念を持って行動すれば、必ず結果はついてくるはずです。他人の干渉を受けないことで、自分の行動に対する責任も生まれてきます。
深く考えない
人は誰でも、失敗をすると落ち込むと思います。しかし、そこで深く考えないようにすれば、必要以上に落ち込むことはありません。立ち直りの早い人は、すぐに気持ちを切り替えることができるんですね。
なので、マイナス感情が出てきたら、さっさと忘れてしまうことが大切です。
自分の頭の中がネガティブなことで埋め尽くされたら、考えるのを止めてみましょう。他のことを考えるようにすることで、それ以上に落ち込むことを防ぐことができます。気持ちをそらすということが大切なんですね。
自分の好きなことや楽しかったことなど、ポジティブな考えを持つことをおススメします。
人生を楽しむ
人生を楽しいと思っている人は、壁や障害にぶつかっても気にすることはありません。それを乗り越えることを楽しむことができるので、楽観的に考えることができるわけですね。メンタルが強い人は、例外なく逆境を楽しむことができる人です。
なので、ピンチな状況になった時ほど、楽しもうという意識を持ってください。そうすれば、気持ちが落ち込むことなく、前向きに物事を考えられるようになるでしょう。
向上心を持って生活をしていれば、逆境を自分の成長の機会だと思えるはずです。
思考と現実を混同しない
人は不安を感じると、それを頭の中で増幅させる傾向にあります。だから、不安が大きくなっていって、ネガティブな思考になってしまうわけですね。それだと、メンタルは弱くなる一方です。
しかし、自分の頭の中にある不安は、実現することはありません。『案ずるより産むが易し』という言葉があるように、思ったより簡単だったという状況が多いわけです。
現実を客観視すれば、必要以上に不安になることは無くなるでしょう。
失敗を積み重ねる
失敗を悪いことだと思う人が多いですが、そんなことはありません。失敗をすることで色々な学びがありますし、自分の経験値を高めることができます。その人の実力は、「どれだけ失敗してきたか」で決まることも多いです。
たとえば、野球やテニスの試合で勝つためには、練習中に多くの失敗を積み重ねる必要があります。一度失敗をすれば同じ過ちはしませんし、試合でも結果を出せるようになるはずです。
だから、失敗しても良いと考えて行動をしてください。場数を踏むことで物事に動じなくなりますし、メンタルを鍛えることができるでしょう。
以上、メンタルを強くするための考え方を紹介しました。自分のメンタルによって行動も変わってきますから、得られる結果も変わるということです。なので、どんな状況下でも物怖じしないメンタルを身に付けられるようにしてください。
photo credit: child Head|Joana Goncalves|At the edge of the world