思いつきのメモ帳

2016-07-28

[]小池百合子氏の外国人参政権反対論について

この件、誰か書くかなあと思っていたけど、今のところ見かけないので書いておく。

ついでに申し上げますと、私は、地方参政権の外国人への―外国人への地方参政権には反対をしております。地方だからいいと思っているのは、これは大間違いです。与那国島、国境の島、あそこは1700人ほどの人口です。たった100票くらいで当選するんです、町会議員さんが。何らかの意図を持った人たちがどーっと押しかけてきたら、一体どうなりますか。地方自治だからといって、外国人参政権をむやみに与えるのは私は反対でございます。

【都知事選2016】小池ゆりこ候補 街頭演説第一声 書き起こし


この与那国島を取り上げた与太話は、『日本型排外主義』(樋口直人)で思いっきりネタにされて、批判されている。

今、手元に本がないので、孫引きになるが在日本大韓民国民団ホームページで掲載された書評からその一節を引用しておく。

永住資格を持つくらいの生活基盤を確立した人たちが、わざわざ過疎地帯に集団で引っ越す? ふーむ、某国人永住者は過疎の町でも生計を立てていける特技を持っている? えっ、某国政府が年間300万円出して生活を支える? それが150人として年間4億5000万円。選挙は4年に1回だから18億円でたった1人の町会議員か。普通に考えれば、某国人が移住した結果として起こるのは、内政干渉ではなく過疎化の緩和です」
『日本型排外主義』に見るヘイトスピーチ


ちなみに与那国町2015年の年間人口は1500人を割っており、人口減少への対策として産業振興が課題となっている。

【与那国】2015年の町の年間平均人口は1489人となり、統計が残る1920年以降、初めて1500人を割り込んだことが町の月別人口動態表で分かった。15年は5月を除く全月で1400人台後半が常態化した。ことし3月末には陸上自衛隊沿岸監視部隊150人規模の配備により、1600人余に増える見込みだが、短期的な歯止め策にすぎず、町には中長期を見据えた対応が求められてくる。

(中略)

 上地常夫総務財政課長は「全国の離島と同様、人口減少に歯止めがかかっていないのが悩み。長命草に続くものをブランド化、産業化するなどして、人口を増やす定住促進策を講じる必要がある」としている。

若年者の定住促進が課題 陸自配備で3月は増加か


さて、小池氏はこの与太話を真に受けているのか、あるいは与太だと理解しつつ故意に吹聴しているのか、果たしてどちらなのだろう?

あ、そうそうこの与太話のネタ元であったり、自衛隊与那国島に駐留するように働きかけたのは昨今話題のあの団体。

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