利根川水系のダム 貯水量は平年の6割ほど

利根川水系のダム 貯水量は平年の6割ほど
関東甲信地方は28日に梅雨明けしましたが、利根川水系のダムの貯水量は平年の6割ほどにとどまっており、関東地方整備局は、今後の状況によっては取水制限の割合を引き上げることになるとして、引き続き節水への協力を呼びかけています。
関東地方整備局によりますと、28日午前0時現在、関東の1都5県に水を供給している利根川水系の8つのダムの貯水量は合わせて1億9029万トンで、貯水率は55%となっています。これは平年の6割の水準で、この時期としては過去3番目に少なくなっています。
ことしは雨が少ない影響などで先月16日から10%の取水制限が行われています。
関東地方整備局では、今後、まとまった雨が降らず、貯水量が1億5000万トンを下回れば、取水制限の割合を20%に引き上げることになるとしています。
取水制限が20%に引き上げられると、場所によっては水道の出が悪くなる可能性もあるということで、関東地方整備局は、引き続き節水への協力を呼びかけています。