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殺傷事件 障害のある人の思い

07月27日 19時17分

殺傷事件 障害のある人の思い

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神奈川県相模原市の障害者施設で入所者などが侵入してきた男に刃物で刺され19人が死亡した事件を受けて、愛知県の障害のある人やその家族で作る団体の会合が、27日、名古屋市で開かれ、参加した人たちは「恐怖を感じた」と述べる一方、障害のある人が生きやすい社会を作る活動に力を入れていくことを確認しました。
会合を開いたのは愛知県内の障害者やその家族で作る「愛知障害フォーラム」です。
名古屋市昭和区の会場には8人が集まり、今回のような事件が2度と起きないようにするため、何ができるか意見を交わしました。
この中では、まず、身体に障害のある男性が「被害にあった人は強い恐怖を感じたと思う。私も恐怖を感じたし、くやしい」と述べ、また、別の男性は「社会の中で障害者が弱い立場にいることを改めて実感させられた。障害者が弱者でない社会にしたい」と意見を述べました。
続いて障害者の家族で作る団体の男性は「障害者が社会に出ることをためらうことにつながってほしくない」と話しました。
さらに、愛知障害フォーラムの辻直哉事務局長は「障害者への偏見や差別から今回のような事件につながったのではないか。障害者がふつうに暮らせる社会にしていきたい」と述べて、障害のある人が生きやすい社会を作る活動に力を入れていくことを改めて確認しました。

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