【プロ野球】G打線3発快勝でコイのM点灯阻止 阿部に長野にギャレットがGO砲2016年7月28日 紙面から
◇巨人7−2広島巨人が3本塁打で快勝した。1回に長野の先頭打者弾などで2点を先制。3回は阿部、6回はギャレットがともに2ランを放った。田口が7イニング2失点で6勝目。広島は6月12日以来の2連敗。ジョンソンが4イニング4失点と誤算だった。 ◇ ズドン、ズドン、ズド〜ン! 京セラドームに3発のGO砲が響いた。巨人が難敵ジョンソンを攻略し、2試合連続となる先発野手全員安打で7点を奪って広島に快勝。28日のマジック点灯をひとまず阻止した。 首位追撃の第1弾は一発攻勢。口火を切ったのは選手会長だ。長野が通算8本目となる初回先頭打者本塁打。「積極的にいって、一番良い結果になった」。甘く入った2球目のカットボールを一振りで仕留め、左翼席に運んだ。 高橋監督が「最高のカタチ」と称賛し、村田ヘッドコーチも「チームに勇気を与えた」と感謝する一撃で波に乗った。坂本の二盗に村田が中前打で続いて2点目を奪うと、3回には阿部が初球を捕らえて右越え2ラン。6回にはギャレットが小野から右翼席に突き刺してダメを押した。 24日のDeNA戦から1番に長野、4番に阿部を据える新オーダーを組み、2試合連続で3本塁打をマーク。この日は5番の村田も3安打と役者がそろってきた。これこそ、指揮官が求めてきた理想の攻撃だ。 「それぞれが自分の持ち味や力を発揮しているだけ。(この形になるまで)だいぶ、時間はたってますけどね」。手放しで喜ぶには早すぎる。まだ9ゲーム差。圧倒的不利は変わらない。「こっちは勝っていくしかない」。これ以上、スイスイとは泳がせない。高橋監督の鋭い眼光がコイに突き刺さった。 (井上学) PR情報
|