若宮戸の溢水。
若宮戸の溢水は2箇所で発生しました。
1箇所は太陽光発電事業者が自然堤防を掘削した場所、
もう1箇所はその下流の水管橋そばの市道。
太陽光発電事業者は、平成26年3月下旬から自然堤防を掘削し、
延長約150m、高さ約2m程度掘削しました。
平成26年3月28日に
この掘削を心配した住民が常総市役所石下庁舎を訪問され、
その後、市と国、国と太陽光発電事業者、市と太陽光発電事業者の間で話し合いが行われました。
平成26年6月下旬には、
大型土のうの設置は完了しましたが、
付近の堤防よりも一段低いため、
洪水の危険性が極めて高いとして、
平成26年7月28日には常総市長名で
「鬼怒川左岸常総市若宮戸地区の築堤工事に関する要望書」
が国土交通省関東地方整備局下館河川事務所長に提出されました。
http://office-aoba01.up.seesaa.net/image/W-chikutei-yobo.pdf
(カラーの写真を見たい方は下記リンクをご覧下さい。)
http://goo.gl/9nAQj2
この間の流れややり取りが、
常総市議会の水害検証特別委員会が情報開示した資料
「国・市との協議内容」に出ています。
http://office-aoba01.up.seesaa.net/pdf/solar-kyogi.pdf
この中で、平成26年4月8日及び4月10日の欄に
ソーラー事業者の事業計画の確認という箇所が
どうも引っかかります。
実は私は、茨城県と常総市に
太陽光発電事業者が事業を行うにあたり提出された
一切の書類の開示を別途求めていました。
茨城県は、太陽光発電事業者から県に提出された許可申請や届出というものは一切無いということでした。
出されているとしたら常総市だろうということでした。
常総市都市建設部に対して、
太陽光発電事業者から市に許可申請や何かの届出が出ていないか確認したところ、
「ソーラーパネルは建築物ではないため、開発許可やその他、都市計画法上の届出は一切ない。」
という説明でした。
ただ、農政課で小規模林地開発届出書(簡単にいうと木の伐採の届出)が出されていると教示を受けましたので、農政課に対して情報公開請求を行い開示を受けています。
- A社の小規模林地開発届出書
http://office-aoba01.up.seesaa.net/pdf/A-bassai-todoke.pdf
- B社の小規模林地開発届出書
http://office-aoba01.up.seesaa.net/pdf/B-bassai-todoke.pdf
「国・市との協議内容」に出ている「ソーラー事業者の事業計画」とは、
一体どこに提出された事業計画のことなのでしょう。
どの「事業計画」を確認したのでしょうか。
「事業計画」があるのであれば、
情報開示しないとおかしいのではないでしょうか?
都市建設部は、この太陽光発電事業について一切書類を持っていないということでしたが、実際は持っているということなのではないでしょうか?
何らの書類も持たずに、国や太陽光発電事業者と協議をすることなんてできないのではないでしょうか?
常総市議会の水害検証特別委員会が情報開示した資料「国・市との協議内容」には、
常総市側から協議に参加したのは、
都市建設部長や道路課長、用地管理課長、建設課長らとなっていて、農政課長は一切参加していません。
この点も、おかしいのではないでしょうか???
一体どのように理解すれば良いのでしょうか???
隠さないといけない何かがあるのではないでしょうか。
太陽光発電事業者名が黒塗りされている点もおかしいと思います。
市は付近の堤防よりも一段低いことを認識していたということであり、国もそれを認識したということ。
危険を認識していながらそれを放置したということは不作為そのものだろう。
河川管理者として失格だと思います。
河川管理者を更迭すべきでしょう。
水害後は大型土のうにシートをかぶせ、水が抜けないようにしていた。
そのまま並べておいたらどうなるかくらい国はわかっていたはずだ。
国はどうせ洪水なんておきないとたかをくくっていたのだろう。
それでこれだけの被害を出したのだから全額補償すべきだ。
被害を受ける前は大型の黒い土のう袋が並んでいるだけでした。
被害を受けた後は大型土のうを並べた上、川側とその反対側と天端は白いシートで覆われていました。
単に土のうを並べていただけというのは、国土交通省の瑕疵だと思います。
災害後の堤防づくりを見て下さい。こんなに早くできあがってしまうんです。
土のうを積んだのは危険だという認識が国にあったからです。
その上更に一段低くなっているとしたら放置しておいてはいけない場所だと言うことくらい国はわかっていなくてはおかしいです。
被害者に対して国は損害賠償金を支払わないといけないと思います。
都市建設部長や道路課長、用地管理課長、建設課長らとなっていて、農政課長は一切参加していないのは、なぜ?
書類受領は、農政課なのに、理解不能
この点が、おかしい。
大事になるような事を行政は市民に隠している事が透けて見える。
都市建設部長は、責任を取るべきでしょうね。