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 日中友好団体幹部の日本人男性が7月中旬に訪中したまま、連絡が取れなくなっていることが27日、分かった。日中関係筋によると、何らかの理由で中国当局に拘束された可能性があるという。中国では昨年、日本人4人が相次いでスパイ行為に関わったとの疑いで拘束され、その後に逮捕されたことが明らかになっている。

 この幹部は7月11日に北京入りし、15日まで滞在する予定だったが、27日になっても帰国しておらず、同団体の関係者は「連絡がとれない」としている。携帯電話もつながらない状態が続いている。関係者によると、中国でのシンポジウム開催などについて、中国側と協議する目的での訪中だったという。

 昨年拘束され、逮捕された日本人の男女4人のうち、1人は今年5月に起訴されたことが判明している。(北京)

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