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激戦の新潟で当選 森ゆうこ氏が語る「野党共闘」の成果

「脱原発」に慎重な姿勢の民進党議員とは、2週間くらい話し込み、調整してきました。原発がなくてもよければ、それに越したことはないんだけど、やっぱり立地自治体の経済に絶大な恩恵があるわけです。(民進党議員や連合は)「いきなり『脱原発』なんて無責任じゃないか」と、そう思っているわけでしょ。その人たちが納得するような物の言い方、物事の進め方が必要。「原発反対」「再稼働反対」とただ叫んだって、彼らの心を閉ざしてしまうだけです。

――では、街頭でも「脱原発」を訴えることができたのでしょうか。

 私が野党統一候補になりたいがために、「脱原発を封印した」と書いた新聞社もありましたけど、もう、全く違う。確かに立地自治体の経済が原発で成り立っているのは事実です。さらに、原発が日本の経済成長に実際に貢献してきたわけですよ。そういう部分にリスペクトを払い、貢献に感謝する。その上で、新しいエネルギー産業で地域を活性化しようということを、本当に実感してもらえるような、政策の提案、あるいは議員立法そのものを皆さんに提示しないといけません。子供たちに放射能の恐怖を二度と味わわせたくはないので、選挙戦の最後の3日間は、「脱原発」への強い決意をキチンと訴えました。

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