激戦の新潟で当選 森ゆうこ氏が語る「野党共闘」の成果
――バングラデシュで日本人が巻き込まれたテロが起きた2日、菅官房長官は官邸を不在にし、選挙応援に入った。あれは新潟でしたよね。安倍首相も計3回新潟に入りました。自民にとっては最重点区でした。そうした空気は強く感じられましたか。
一言で言えば「やり過ぎ」です。小泉進次郎さんや橋本聖子さんも新潟に入ったそうで、誰が自民党候補なのか分からないような状況でした。菅官房長官については、人命がかかっている時に一体何をやっているのか、理解に苦しみます。官房長官は国家安全保障会議(NSC)の要です。実際、私が街頭でその話をした際、「自民党は何やってんだ!」という声がかなり飛んでいたようです。
■「原発反対」を叫ぶだけではダメ
――ただ、野党共闘を優先した結果、持論である「原発政策」では、民進党の議員や支持基盤である「連合」と意見の食い違いがあったとされていますが。