激戦の新潟で当選 森ゆうこ氏が語る「野党共闘」の成果
――公明党支持層の3~4割が、野党に流れたとの調査結果もありました。
相手陣営の票が流れるというのは、こちらにとって「プラス1」となるだけでなく、相手にとっては「マイナス1」となるわけですから、効果は非常に大きかった。街宣では、元自民党議員で自治大臣を務めた白川勝彦先生が飛び入りで駆けつけてくれました。白川先生は、「今の安倍政権は本物の自民党じゃない」「今の安倍政権は保守ではない。あれは、反動右翼だ」と舌鋒鋭く批判していた。私が同じことを言っても、ただ攻撃しているようにしか聞こえないでしょ?白川先生が言ってくれたおかげで、かつての自民党を支持していた穏健な保守層の方たちも耳を傾けてくれました。
――野党共闘は大きな効果がありました。
野党各党の支持層の大半が私に票を投じてくれたことも大きかったのですが、「結集」の力が無党派層にも響きました。「自民党はイヤだけど、野党はバラバラで力がない」と考える有権者は多い。ところが、共闘態勢が整ったことで、「もう一度(野党に)期待してみよう」と思ってくれたのではないでしょうか。無党派層の約7割が私に投票した結果を見ても、「結集」の力は大きかった。