FRB追加利上げ見送り
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、金融政策を決める会合を開き、イギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を決めたことをふまえ、海外経済や金融市場の動きを見極める必要があるとして、今回も政策金利は現状のままで据え置き、追加の利上げを見送ることを決めました。
FRBは27日までの2日間、金融政策を決める会合を開き、終了後、発表した声明でアメリカ経済は緩やかに成長しているものの、イギリスが先月、国民投票でEUからの離脱を決定し、一時、金融市場が動揺したことを踏まえ、海外経済や金融市場の動きを注視する必要があると指摘しました。
このためFRBは、去年12月に9年半ぶりに引き上げた政策金利について現状のまま据え置き、5回連続で追加の利上げを見送ることを決めました。
このためFRBは、去年12月に9年半ぶりに引き上げた政策金利について現状のまま据え置き、5回連続で追加の利上げを見送ることを決めました。