working hard for a cup of coffee 1 / R.Halfpaap
どーもー
約2ヶ月ほど続けていたニート生活を辞め、昨日はふらっと日雇いアルバイトの仕事へ行ってきました。
ちなみに行ってきた土地は、神奈川県の藤沢市。神奈川は横浜までしか行ったことがなかったのですが、今回初めて江の島方面へ行ってきました。
あまり詳細な地図を載せるのもアレなので、藤沢市の長後駅周辺でのアルバイトだったとだけ書いておきます(笑)
そして今回働いてきた仕事内容をざっくりと書くと、
・某物流倉庫にて、宅配便の荷物を仕分ける仕事
・18時~翌7時までの実働12時間労働(休憩60分)
・日給14000円(交通費支給、控除なし)
・給料は仕事が終わった後に事務所で手渡し
こんな感じの待遇でした。給与振込がスタンダードになっている世の中ですが、お給料を手渡しでくれる現場というのは珍しいのではないでしょうか。
ちなみに、この仕事への応募はショットワークスというサイトから行いました。日雇い派遣の仕事が原則禁止になっている昨今、単発や日払いの仕事をしたい人にとってはかなり需要があるサイトです。
関連記事:日払いも可能!すぐにお金を稼ぎたい人は「ショットワークス」に登録しよう!
そして今回の仕事は、仕事をするにあたって面接も研修もなし。僕の場合はメールのみで担当者とやり取りをし、勤務当日まで顔を合わせることはありませんでした。
肝心の当日は、現場へ入る前に事務所へ立ち寄り、そこで簡単な書類を記入するだけ。え、こんな感じでいいんだ…と少し不安でしたが、こんな感じでいいみたいです(笑)
そして、いよいよ現場へ。
前述のように、今回の現場は某物流倉庫。宅配トラックから荷物を運び出したり、逆に荷物をトラックに積み込んだり。そんな感じの仕事でした。
物流拠点の20か所ほどにトラックが配置され、そこに僕らスタッフが1~2人ずつ配置されていきました。人員配置にあたっては、特に能力や適性を見て配置するとかそういう事は一切なく、僕らを雇用した請負会社の偉い人が、
「…じゃあ、キミはここに入って」
といった具合に、適当に配置されていきました。
ちなみに僕は現場経験ゼロで全くの初心者だったのですが、こういう風にやって~などの具体的な作業内容は全く知らされませんでした。過去に似たような仕事をした事(物流じゃないけど)はあったので、ニュアンスは何となく把握しましたけど。
しかし、中には10代の若者もいました。まっさらの未経験で「じゃあここでヨロシク」だけだと、どうすればいいのか分からないでしょう。ただ気を付けてほしいのは、ここを読んで「ひどい!ブラック企業だ!!」と思うかもしれません。
しかし、日雇いアルバイトにとって、作業の詳細を教えてもらえないというのは、別に珍しくも何ともありません。出来る限りのコストを省くために日雇いアルバイトを雇うようなものですから。
倉庫系作業において「現場の人に教えてもらえ!」というスタンスなのは、どの企業でもほぼ一緒と思ってもらってよいでしょう。「最初に全部教えてもらえる」と思って行くと、痛い目を見るかもしれませんので、気を付けましょう(もちろん、これが社員教育だったら違ってくるでしょうけど)。
そんな感じで右も左も分からずに現場入りした僕でしたが、まあ作業内容は単純。ベルトコンベアから滑ってきた荷物を、番号別に仕分けるだけ。なーんだ簡単じゃん。
と最初は余裕ぶっこいていた僕でしたが、始まって2~3時間が経過すると、早く肉体労働をずっとしていなかったツケが回ってきました。数時間立ちっぱなしで作業をするというのが久しぶりだったので、3時間もするともう足が痛い。ジョギングやウォーキングは日課として行っていたのに、意味を成しませんでした。使う筋肉が違うのか、鍛え方が足りなかったのか…。
ただ、僕が担当したトラックのドライバーさんが、めっちゃ良い人でした。しかも偶然にも、新潟支店から来たという人!新潟トークに花を咲かせながら仕分けをしていたので、痛みも段々と気にならなくなってきました。
しかし、そんな楽しい時間も長くは続きません。宴もたけなわではございましたが、作業を開始してから3時間ほどで、そのドライバーさんは荷物を積み終わり、トラックで走り去っていってしまいました…。
そこからは2時間ほど自分ひとりでの作業を黙々としていたのですが、ここで新たなトラックが。これに乗っていたドライバーがね、もう最悪でした。
まず、見た目が完全にチンピラ。スキンヘッドだし。そしてなぜか到着した瞬間から不機嫌オーラ全開。僕が積んだ荷物を見て、一人で何かブツブツ言っている。そして次の瞬間、
「おい、兄ちゃん(僕)。お前、もういいや」
…("゚д゚)ポカーン
な状態とはまさにこのこと。理由もなしに「もういいや」とはこれ如何に?最初のドライバーには何も言われなかったのになあ…と思いましたが、逆らったり意見したりしようもんなら何をされるか分からない。帰宅を命じられたりしたら、せっかく働いた分がパァになってしまう。
ということで、「ア、ハイ…」と素直にスゴスゴとそこを退散する僕。気がつくと、時刻はすでに午前0時を回っている。はい、6時間休憩なしで肉体労働をしていたわけです。きつすぎるだろ…!
最初に配置につけられた際、リーダーらしき人から「定期的に見て回って、自分が休憩とかの指示を出すから」と言われていたがゆえに、ずーっとそれを待っていたら、いつしか0時。しかもそのリーダー、別のフロアでフォークリフト乗り回してるし。
…もういいや、勝手に休憩に入ろう。
ということで、ここで30分の休憩を取りました。
休憩を取ったのはいいけど、チンピラドライバー略してチンピラーに事実上の「こっち来んな勧告」を受けてしまった僕。とりあえず仕事を貰おうと別のフロアに行くと、今度は届いた荷物を降ろす仕事を貰うことができました。あ、ちなみにチンピラーとやっていたのは、荷物をトラックに積み込んで運べるようにする仕事。真逆ってことです。
さっきと違って、こっちはチームプレイ。ワイワイガヤガヤ楽しく!というわけには行きませんが、さっきよりは孤独感を感じずに作業ができました。
そしてそれを朝までやりつつ、気がつけば朝の7時。拘束13時間、実働12時間の肉体労働は終了したのでした。夜勤ですが、眠気よりも全身の筋肉痛に悩まされながら、帰途についたのでした。
今回の「物流拠点での荷物の仕分けのお仕事」ですが、明確に「向いている人」と「向いてない人」に分類する事が可能です。
まず向いている人ですが、
・肉体労働に抵抗がない人
・長時間勤務が可能な人
・夜勤をしても平気な人
・チンピラ耐性がある人
こういう人は、向いているでしょう。丁寧に教えてほしい人とか、身体が弱い人というのは、絶対にやめておいた方がいいです。あとはメンタルが弱い人にも、お薦めはできません。今回の仕事中体験したのが、
「お前らのせいで俺がどんだけ頭下げてると思ってんだコノヤロー!」
っていきなり怒鳴られましたからね?ただ仕分けた荷物運んでただけなのに。
基本的に、肉体労働の世界というのは体育会系です。その中でも、日雇いアルバイトというのは最底辺の扱いを受けます。それを肝に銘じておきましょう。
あと日給14000円というと高額のように見えますが、夜勤+12時間労働なので、実際はそんなに高くないです。時給1000円ないかもしれないぐらいの額です。
まあその分単純作業なので、慣れてしまえば楽です。同じことの繰り返しですから。
ただ、僕はもう当分やりませんけどね!
あ、そういえば書き忘れてましたが、今回のような荷物の仕分けをするためには「軍手」が必要となります。その際に強くお薦めしたいのが、
こちらの「ラバー付き軍手」です。
別名「ゴム引き軍手」や「背抜き手袋」とか言われているようですが、普通の軍手ではなく、ラバーコーティングされている物を是非使ってほしいです。
今回の日雇いアルバイトをして思ったのが、ラバー軍手の「摩擦」はかなり役に立つということでした。腕の力がなくなってきても、ラバー部分がダンボールに引っかかってくれるのでかなり助かります。通常の白い軍手を使っていたら、きっと悲惨なことになっていたでしょう…。
僕はコンビニで300円ぐらいで購入しました。他の道具は忘れても、これだけは絶対に忘れないようにしましょう!