東海 NEWS WEB

ニュース詳細
名古屋市内の断層を独自調査へ

07月27日 09時42分

名古屋市内の断層を独自調査へ

3004056042_20160727095323.mp4

名古屋市中心部の地下で存在が指摘されている断層について、名古屋市は年内にも専門家による会議を開き、地震を引き起こす可能性があるのかどうか、評価をまとめることにしました。
名古屋市では名駅や栄地区を含む中心部を約10キロにわたって縦断する断層が存在すると指摘する複数の論文が専門の学会などで発表されています。
これが今後、地震を引き起こす可能性がある活断層かどうか分かっていないため、名古屋市は内陸部の活断層による熊本地震で大きな被害が出たことを踏まえて、断層の状態を詳しく把握する必要があるとして独自の調査に乗り出すことにしました。
具体的には年内にも断層を調査した専門家による会議を開き、来年にかけて評価をまとめることにしています。
活断層の可能性がある場合は国にも情報提供し、より詳しい調査や対策を求めるということです。
名古屋市防災危機管理局は「マグニチュード7以上の大きな地震を起こすような活断層とは考えていないが、人口が集まる地区で被害が広がる可能性があるのでどのような性質の断層かはっきりさせておきたい」と話しています。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ