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「私は日常を平和と呼びたい」 “普通の”スピーチに共感の連鎖

 自分の言葉で、日常生活も交えながら安倍政権批判をしていくのがシールズの真骨頂だ。24日、シールズの芝田万奈さん(大学3年生)は安倍首相への手紙を読み上げた上で、退陣を求めた。

「私は帰ったらご飯をつくって待ってくれているお母さんがいて、仕送りしてくれたおじいちゃん、おばあちゃんに『ありがとう』って電話して、好きな人に教えてもらった曲を聴きながら帰る。この日常を平和と呼びたい。それが私が産む子どもに残したい未来です。でも今、こんな状況の国で子どもを育てられるとは思えない。平和の名で人殺しをさせる法案を絶対に許すことができない。安倍さん、あなたに私の不安を拭えますか。これ以上、あなたに私の未来を託すことは出来ません。ここにいる私たち一人一人で、未来を勝ち取っていきましょう。2015年7月24日、私は安倍政権に退陣を求めます」

 こうした声が共感の連鎖を生み出した。無党派層や女性を動かし、ついには各世代に共感が広まった。中心的メンバーのひとり、紅子さん(24)も6月14日、こう訴えた。

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