【社説】THAADに不満持つ中国、北の核開発を許すつもりか

 北朝鮮と中国が閣僚会談をすべきでないと言うつもりはない。しかし、国際社会の北朝鮮制裁が一寸たりとも揺らいではならないこの時点で、仮に北朝鮮へ退路を開いてやろうとするのであれば、それは国際社会全体に対する挑戦と受け止めざるを得ない。

 北朝鮮は既に20年以上も、対話するふりをしながら裏で核開発を続けるという、欺瞞(ぎまん)的行動を繰り返してきた。北朝鮮に代価を提供すれば核開発を放棄するという、最小限の期待も消えた。国連を含む国際社会が、前例のない強力な制裁網を構築したのも、こうした長年の背信の経験から来ている。

 中国が、THAAD配備への対応として北朝鮮カードを活用する可能性があるということは、既に予想されていたことだ。THAADに対する心配や懸念が中国側にあるなら、それはそれなりに解決されるべきものではあるが、北朝鮮制裁を緩和する口実にはなり得ない。もし中国がその道を進むのであれば、結局北朝鮮の核武装を容認しようとしているのではないか、という疑念を甘受せねばならないだろう。加えて、北朝鮮が5回目の核実験に続き、ミサイルに核を搭載して撃てる日が来たら、東アジア全体が核武装競争に突入する破局的状況も排除できない。中国も、その渦から抜け出すことはできないだろう。

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